時の経過は早いもので、昨日(2016/8/31)で一年の三分の二が終わってしまい、本日(2016/9/1)より9月に入った。
数日前(2016/8/28)書いたことに関連するが、夏の飲酒欲求の強さには、断酒初年度の誰しもが辟易する。何度も同じことを書いて恐縮だが、この私自身の断酒初年度の経験がかなり強烈だったので、同じように断酒を志して、初回の夏を越えようとされる方を心から応援して来た。
後から思うに、この夏の暑さを酒なしで乗り切って、吹く風の頬に心地良い秋を迎えることに、断酒初年度の妙味があるのだ。実に、清々しいのだ。
自分を鼓舞したり、ダマしたり、断酒仲間と励まし合ったり、家族にカツを入れてもらったり、色んなことをして乗り越えた夏は、秋に入ってから振り返ってみれば、驚くほどの高さの山だったはず。そこで、5・7・5をひとつ。
「振り返りゃ 驚く高さ 越えた山」
ここに7・7を付けてみる。
「振り返りゃ 驚く高さ 越えた山 飲まず飲まずの 夏も終わらん」
飲みたくても飲みたくても、飲まず飲まず!で越えてきた夏の山は、富士山かエベレスト(チョモランマ)か。実際、かなり酸素の薄いような、息切れしそうな、そんな苦しささえあったのではないだろうか。
私には、断酒初年度の夏は、それまで生きて来た中では自分にとっての最高峰の山を越えたような感触があった。
この山、登り始めは誰しも、「ヨシッ!」と意気込むが、登っている内に喉の異常な渇きに襲われ、うぅぅっ・・・と、いとも簡単に入手出来るシュワシュワ君についつい思いが飛んでしまい・・・ま、1本くらいならと、ゴクゴクしちゃう罠があっちこっちに仕掛けられている。と言うよりも、寧ろ断酒出来ないようにあの手この手の罠だらけの世の中だ。
あまつさえ、周囲には当たり前に飲む人がいるし、酒をやめた人は奇異な目で見られたりするし、そんな中で、自ら選んだ道とは言え、自分の飲みたくてたまらない飲み物を、一日だけでなく、ひと夏の間、《お預け状態》で過ごして来たのである。尤も、この《お預け》は、ずっとそのままだが。
そんなわけで、この夏を乗り越えた方は、お疲れさま!この勢いで、秋を越え、魔の師走をやり過ごし、楽しい年末年始を迎えようではないか。
今年の夏、ついつい飲んでしまった方へ。
大丈夫。今からやめて、来年の夏の山越えを目指せば良い。夏は、また来る。今からやめて、来年の猛暑の夏に挑んでみるのも乙なものだろう。
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