GTOさんのコメントで、子供の頃テレビで見ていたアニメ「妖怪人間」を思い出した。
そう、彼らはいつも叫んでいた。
「早く人間になりたい!」
差し詰め断酒を志した人は《妖怪人間ベム》ならぬ《過飲酒人間ベロン》か。かつていつもベロンベロンに酔っぱらっていたベロンは、こう叫ぶだろう。
「早く飲まない人間になりたい!」
私も、断酒初年度はいつも心の中で叫んでいた。
「早く飲まなくても平気な人間になりたい!」
途轍もない努力によって、飲まないでいることは出来るのだが、心が平安ではないのだった。常に、「どうしても飲みたい」気持ちと闘わなければならないから、いつも心は波立っている。
私の経験から言わせてもらうと、飲まなくても平気な人間にはなれるが、「早く!」は、無理な相談である。時間がかかる。どのくらいの期間が必要かと言えば、個人個人違うので一概には言えないが、どんな人でも、大体1年はかかると思う。
半年でかなり楽になり、1年経つと、ほぼ酒なし生活が当たり前になる。なので、「早く楽になりたい!」気持ちは分かるが、飲まない日々を積み重ねることだけが、「飲まない人間」になる秘訣なのだ。つまりは、「急がば回れ」。
あなたがもし、「飲まない人間になりたい!」のであれば、今日唯今、たった今酒を断ち、1年、兎に角飲まない日々を過ごしてみてほしい。
「飲まない人間になりたい!」
この気持ちを持ち続けることがとっても大事だ。
飲んだくれのどうしようもないおやじだった私でさえ、何とか「飲まない人間」になることが出来た。
(尤も、その裏にはいつだって「飲む人間」に戻ってしまう可能性・危険性を秘めていることは、百も承知だ。)
追記:
「酔わない人間になりたい!?」
酒への未練を断てずに、節酒などを試みる場合は、「酔わない人間になりたい!」が、願望なのだろう。私も、かつて酒を飲み続ける前提で、如何に自分を保ちつつ、程よいところで切り上げられるか、試したものだった。
そもそも飲んでいる液体《酒》が、酔う原因のエタノールが主成分なのだから、それをコントロール出来ない人間が、どんな飲み方をしたところで、「酔わない人間」になど成れるワケがない!ここに気付くと、断酒しかないことが分かる。
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