人間の性格は、人それぞれ違う。当たり前のことだ。
断酒の利点は、酒に酔って普段とは違う人格が出現することがなくなることだろう。飲んだくれ時代の私は、いつも酔ってしまってからの自分の言動を思い出すことが出来なかった。
かなり深酒をした日の翌日、家族や、一緒に飲んでいた人に前夜の自分の言動を聞かされて、青くなったことは数えきれない。
断酒すれば、いつも同じ自分である。
ただ、酒を断つのにはかなりのエネルギーを必要とする。先ず、それまでの自分と決別しなければならない。そして新たな道を歩む。
そんな苦難を経て、ふっとある時、酒から解放されて楽になる時が来る。自分は楽になったけれど、苦しむ仲間がいる。ならば、励ましてあげよう。断酒仲間だけでなく、自分に関わる人には、気持ちよく過ごしてもらおう。これが私のスタンスだ。
それまでの飲んだくれ時代の自分とはきっぱり線を引き、兎に角、怒らないで、穏やかに過ごす。人を思い遣り、優しく接する。相手の気持ちを考える。こんな風に、私は、せっかく酒を断ったのだから、自分の人格に磨きを掛けてやろうと、日々努力している。
だがしかし・・・酒を断った人が皆そうならば良いが、もちろん、中にはそうではない人もいるようだ。
例えば、自分のことは棚に上げ、他人の容姿について、とやかく言う人。そう言う人間は、同性間、異性間、全く関係なく、やれ、太り過ぎだの、体重は何㎏あるのだの、痩せればもっと美人なのにだの・・・云々と、まあ執拗である。
あ~、上記の話は、うちのかみさんが実際にある人に言われたことである。うちのかみさんは太っている。昔は痩せて美人だったのかな!?さぁて??
私は、身内でも、友人でも、知り合いでも、直接でも間接でも、容姿や体型などについて、一切何も言わない。その人の個性だと考えているので、実際のところ、何も感じないのである。因みに私自身は、どちらかと言うと、痩せているかもしれない。
特に男に多いのだが、デリカシーが欠如した輩は、女性に対して平気で体重を聞いてみたり、もう少し痩せた方がいいよ、とか、無責任な助言をしたりする。言われた人にしてみれば、そんなことは余計なお世話である。本人が一番良く分かっていることに、何故に他人が口を出すのか。大きいとか小さいとか太ってるとか痩せてるとか、くどいが、そんなことは、本人が一番良く分かっていることなのだ。あなたに言われたくはない!
そう言うデリカシー欠如人間は、大体において、言われた本人がどう感じているのか、考えない。そんなことを言ったり聞いたりすること自体が、無意味どころか、人を傷つけることにおいて、有害である。
これは、断酒に関係なく、他人への思い遣りがあるかどうかだけなのだ。かみさんや娘から聞いたところによると、同僚や同級生の中にも、そんなデリカシーのない輩がいるそうだ。
とやかく言えば、言ったあなたの考える通りの体型や体重に、その人がなるのか?
例えば、禿げてる人に、「なんで髪の毛ないの?」って、面と向かって普通は尋ねたりはしないだろう。体型や容姿だって、これと同じことなのだ。すぐにその場でどうにかなることではないのだ。
まー、この辺りの話が分かるかどうかで、人格の磨かれ具合が判明する。分からない人は、もっともっと時間を掛けて己の人格を磨くほうが良い。
酒を断っただけでは、片手落ちである。断酒しつつ、人格に磨きをかけよう!
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