これまでも、アルコールと脳については、幾度もブログに取り上げて来た。
脳は、人間を人間たらしめる一番重要な器官である。なので、血液脳関門と言う極めて精巧な機構が存在し、脳へと有害な物質が行かないように血液の流れを制御している。
だが、アルコールは、この血液脳関門を容易く通過し、脳へと達する。毒なのに、関門をすり抜けてしまうのだ。
たまたま、下記リンク先の記事を読んで、今日のブログを書いている。
頭蓋骨の蓋を開けて、脳に直接酒を注いでいる写真が、あまりにもリアルで、かつての飲んだくれ時代、正にこれをやっていたんだなと、冷や汗タラタラである。
この写真を印刷して持ち歩き、飲みたくなったら眺めてみれば、飲酒欲求など吹き飛んでしまうのではないか。今、飲みたくて仕方のない液体は、脳に直接害を及ぼす、悪魔の飲み物なのである。
この記事には、酔っ払いが何度も同じ話を繰り返すのは何故か?について、とても分かりやすく書いてある。読んで、すっと分かる。なるほど~。飲んだくれ時代、何度も同じ話を繰り返して、家族からしつこい!と叱られていたのは、自分の脳でこんなことが起きていたからなのか。
長期に大量飲酒を続けると、栄養障害を起こす。例えばビタミンB1が不足して、ウェルニッケ脳症になれば、意識障害、眼球運動障害、眼振、失調性歩行などの重篤な障害が現れるし、更にウェルニッケ脳症が末期になると、コルサコフ症候群と呼ばれる病態が出現する。これは、アルコール性認知症である。
この参照先記事のタイトルにもなっている、飲んだくれの脳は、健常者のそれに比べて、10~20%も委縮していることがあるそうだが、これを、飲んだくれのうちの何割が知っているのだろう。
少なくとも、酒をやめる前の私は知らなかった。そもそも酒の害など何も意識せずに毎日相当量の酒を飲んでいた。知識としてアルコールの害は頭の中に有ったが、自分は対象外だと思っていた。
調べたことは無いし、今更調べてもどうにもならないので、今後も調べないけれど、頭蓋骨を開けて、自分の脳を取り出してみたら、普通の人より20%も縮んでいるのかな~なんて考えると、ますます酒なんぞ見るだけで悪寒が走る。
日々、酒の害を考えること、これが断酒継続の一番の妙薬である。飲みたくなったら、その対象である酒について、冷静沈着な態度で、考えることだ。一体自分は何を飲みたいのか。
法律で規制されていない。合法的麻薬。それが酒だ。国家の法が規制しないのなら、自分の法で、この合法的麻薬=酒を規制すれば良い。つまり、断酒である。
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