今日は、Twitterでフォローしている人の発言をパラパラと見ている時に、お!と目が留まるものがあって、お題を決めた。
他人と過去は変えることはできないが、自分と未来は変えることができる。(格言)
— 断酒応援bot (@letsdanshu) 2017年6月14日
そうそう。この格言、有名なので、知ってはいたけれど、深く考えたことが無かった。
何故今回これを書こうと思ったのか、それは、二日前に遡る・・・
その日の午前中、私は、雨上がりの道、しかも、良く知り尽くしたルートを、自転車で走っていた。その自転車は、タイヤも新しく、6段変速で、ブレーキもしっかり効く代物、だったのだが・・・
何でもないカーブを曲がろうとする手前で、ちょっとブレーキをかけたら、思い切り右側に転倒してしまった。路面が濡れていて、ブレーキでロックされたタイヤが、スリップして横滑りした。いい年こいたおっさんが思い切りこけた・・・
それまでサドルの上に座っていたから高めだった視線は、一瞬にして最も低い路面に。あっという間に、人間から地面を這う虫になったような変化に、私は一瞬凍りついた。と同時に、右手、左手、右肘、右膝に激痛が走った。
6月とは言え、外気が肌寒かったので、ジーパン、Tシャツの上に薄手の長袖のパーカーの出で立ちだったのが幸いして、左の掌と右ひざは打撲だけ、右ひじは擦りむいたが、一皮くらいだった。右の掌のみ、少し重症で、かなり深く皮がえぐれてしまった。
傷は、こんな感じ。グロテスクなので、写真は小さく・・・
夏は半袖だから、どうしたって傷はバレる。かみさんが帰って来る前に、子供たちには正直に話した。
子供たちは、「最近、ヤバいんじゃないの、お父さん。もう、自転車乗るのやめたら?」と加齢の進む父親にアドバイス。まだ、そんなに年取ってないってば!
たぶん、かみさんには「もうぅ・・・いい年して何やってんの!もっと注意してよ!」って言われるのは目に見えている・・・
案の定、夜、想像通りの口調で、かみさんに叱られた。私の脳裏には、子供の頃母親に叱られた記憶が鮮明に蘇った。かみさんからしたら、手のかかる子供みたいなおっさんなのかな、私は。
で、かみさんの口から、
「痛い思いをした、あなたの貴重な体験なんだから、ちゃんと意味づけをして、皆さんに報告したらいいじゃない?」
との言葉。当初、自転車でこけたことなど恥ずかしくてブログに書く予定は無かったのだが、この一言で、考えを変えた。
おぉ~!意味づけか!なるほど!
この事故から学んだのは、今の慣れて当たり前になった快適な断酒生活も、何かのきっかけでスリップして転んでしまうことが有り得ること。そうならないために常に警戒を怠らない様にしないといけないこと。
この自転車での転倒事故が、もっと酷かったら、手か足を骨折したり、路面に突起物でもあれば、顔や体が裂傷になっていたかもしれず、或いは、交通の激しいところだったら、車に轢かれ、読んで下さっている皆様よりも一足早くあの世に行ってしまい、ブログ更新もままならなくなったかも・・・と考えるとゾッとした。
断酒からのスリップも、今回の自転車でスリップしての突然の転倒に似ているかもしれない。過去に戻って自転車での転倒を無かったことにしたくたって、そんなことは出来やしない。雨上がりの路面では、ブレーキに注意しようとの教訓を得て、今後に活かすしかない。
断酒だって、もしスリップして再飲酒してしまっても、それを教訓として、また断酒すればいいだけなのだ。
他人と過去を変えることは出来ないけれど、他人と過去からは沢山のことを学ぶことが出来る。自分に必要な栄養分を汲み上げることが出来る。命ある限り、過去は役に立つ。
その学んだことを、自分と未来に活かせばいいではないか!
因みに、今回の転倒では、自転車は無傷で、おやじの身体だけが傷ついた・・・
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