昨日の記事『酒を切り札にしてはいけない』に対して、酒に逃げる代わりに、一体どうしたらいいのだろうとのコメントがあった。
性別は違うとは言え、決して酒に逃げることの出来ない人間(かみさん)が私のすぐ近くにいる。これは、聞いてみるべきだ!と、かみさんにこの質問をぶつけてみた。
飲めない仙人の回答は・・・
「嫌なことって、自分だけで抱えてると、ますます膨らんで大きくなるでしょ。私は、気の合う友達とカラオケに行って、ガンガン歌ったり、自分の抱えてる悩みを喋りまくって、吐き出しちゃうかな~」
「へぇ~~~・・・」と、私。
「で、思い切り楽しんだら、寝る!寝るのが一番だよ!」
要は、気分転換と睡眠なのだそうだ。
いつも一緒にいる人だが、改めて聞いてみて、酒を飲めない人間の逃げ場は、断酒している人間にとっては、とても参考になる。
更に、体質的に酒を飲めない人(かみさん)にとっては、酒に逃げるなどと言う習慣は全く理解出来ないとのことだ。
「お酒飲んで、嫌なことから逃げるってさ・・・逃げ切れるなら、それでいいけどね~。醒めたら結局、また嫌なことにつかまっちゃうだけでしょう」
良いこと言うな~
確かにその通りで、酒を飲んで嫌なことから逃げているのは、脳内では、酔って考えていないだけである。酔いから醒めると思考回路が正常化して、また考える。すると、恐るべきことに、何も問題は解決せず、却って悪化している。
嫌なことを内に抱えて一人で悩んでも、全く前進せず、寧ろ後退してしまう。
親しい友人、パートナー、先輩、掛かり付けの医者、その他、話を聞いてくれそうな人に、自分の抱えている悩みを話してしまう。きっと、あなたの話を親身に聞いてくれる人がいるはずだ。
もうひとつ、自分の好きなことを思い切りやって、十分に疲れてから、寝てしまう。これが一番だ。
酒に逃げることは、問題をこじらせる。高熱に対する解熱剤と同じことだ。発熱の原因を突き止めようとせず、ただ薬物で熱を一時的に下げる。薬が効いている間は、楽になるが、薬が切れると、また熱が上がって来る。
自分の抱えている悩みや問題は、実は既に経験している人がいて、乗り越えているかもしれない。誰かに話を聞いてもらうのが一番良いのは、そう言うことがあるからだ。
これからは私も、体質的に酒を飲めない人間としての視点でも、断酒について考えてみよう。
今日改めて、身近にいる飲めない仙人の存在の大きさに気付いた。
飲んだくれ時代も、酒をやめてからも、飲めない仙人には頭が上がらないなぁ・・・
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