酔っ払いへの警告のポスターが、駅に、2枚も貼られていた!
一見、滑稽な感じを受けるが、2枚とも、酔っ払いの、天国から地獄へと切り替わる一瞬を、実に見事に表現している。
これが動画なら、ポスターの中の酔っ払いは、このシーンのあとすぐに、頭の中のお花畑に蝶が舞ったまま、あの世へ行くことになる。
ところで、このポスター、
「お酒に酔ってのちどり歩きは危険です」
って、誰に訴えているのだろうか?
素面の人には関係ないことだし、酔っ払いはそもそもこんなポスターは目に入らないし、もし見ても、自分のことだとは思わない。
「お酒に酔ってのちどり歩きは危険」であるなら、
素面でのちどり歩きか、または、酒に酔ってもしっかりと軍隊のように行進すればいいのかな?・・・などと茶々を入れたくなる。
鉄道会社の本音は、酒に酔ってホームを歩いてほしくないわけだが、酔っ払いをホームから締め出すことは出来ない。
夕方から深夜にかけて、次から次へと、改札を通り抜け、酔っ払いがホームに登場するのだから、駅員さんの苦労は大変なものがある。
始末の悪いことに、酔っ払いは、自分の身が危険であることを全く分かっていない。ほんわかと酔っ払い、とにかく気持ちがいいのだ。ふわふわと宙に浮くような感覚で、ホーム上を歩いているのだ。
酔っ払いにも色々あって、大人しい、すぐに切れる、騒々しい、陽気・・等々。だが、泥酔してしまったら、どんな酔っ払いでも、自分がふらふらと歩くことの危険性など全く感じていない。
これは、手術の時に全身麻酔をかけられて、メスが入っても全く痛みを感じないのに似ている。
泥酔している時は、アルコールによって脳に麻酔がかけられ、正常な状況判断が出来なくなっている。
酔うとやたら喧嘩っ早くなるひとがいるけれど、酔うことによって気が大きくなり、自分を正当化したくなるのだろう。意見が合わない人を許せず、ぶん殴りたくなるようだ。
酔っ払ってしまうと、財布の中身から自分の命まで、自分に関するあらゆる危険性を感知出来なくなり、運が良ければ無傷で帰宅できるが、運が悪いと命を落とす。
電車ばかりではなく、車はもちろん、自転車だって酔って乗れば危ない。
「男は敷居を跨げば七人の敵あり」と昔から言うけれど、
「酔っ払いは敷居を跨げば無数の敵あり」だろう。
酔っ払わないためには、酒を飲まないことにするしかない。
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