あなたにとっての酒は、飲み物か、薬物か?
この際、はっきりとさせておいた方が良い。
私にとっての酒は・・・
自分にとっては、酒は飲み物だったのではなく、薬物だった。合法か非合法かの違いだけで、他の薬物(覚せい剤、麻薬など)と何ら変わらない。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2018年2月14日
酒を断ってから日が浅く苦しい人は、薬物をやっていたのだから、当たり前だと思って、二度と戻らないために、なんとか乗り越えてほしい。
酒は薬物である。
この通り、薬物である。だから、酒を飲み物と思ってはいない。あれは、薬だったのだ。
酒を断ってから数日、数週間、数か月、具体的には、3日、3週間、3か月と言う単位で、苦しんだ。薬物が身体からすっかり抜けても、精神的な依存があったから、苦しんだ。
所詮、酒なんて、そんなものなのだ。
非合法な薬物の場合、その入手経路も複雑で、雑踏の中に売人を見つけて、路地裏で人目を気にして売り買いし、持ち帰って吸引したり注射したりする時も、後ろめたさが半端ではないだろう。
ところが、酒の場合は、合法も合法、国がそれに税金を掛けて製造・販売を許可しているわけで、堂々と買い、堂々と飲める。
ここに落とし穴があるわけだが、多くの人は気付かない。
普通に売られているものを飲んでいるだけなので、酒が薬物であるなどとは露ほども思わずに飲み続けている内に、アルコール依存になってしまうのだ。
それを証拠に、アル法ネットに載っているけれど、2013年の厚生労働省研究班の調べの問題飲酒者の数が、とんでもない数字だ。
☆多量飲酒者(飲酒する日には純アルコール60g以上)
⇒男785万人・女195万人・計980万人
☆リスクの高い飲酒者(1日平均男性40g以上、女性20g以上)
⇒男726万人・女313万人・計1039万人
☆アルコール依存症者と予備軍(AUDIT15点以上)
⇒男257万人・女37万人・計294万人
☆ICD-10診断基準によるアルコール依存症者
⇒男95万人・女14万人・計109万人
ざっくりと大雑把に言ってみればだ、日本全国に、ざっと1000万人の合法的薬物中毒患者がいるわけである。
もちろん、酒をきちんと飲んでいる人もいるわけで、それらの人は、上記1000万人の合法的薬物中毒患者には当てはまらない。
飽くまでも、自分にとっての、あなたにとっての、酒の位置付けが、飲み物か薬物か、であって、何の問題も無く酒を楽しんでいる人に、「それは薬物だ!」などと、決して言ってはいけない。
そんなわけで、酒を断ってからの日が浅く、苦しんでいる方へのメッセージを送りたい。
私も、苦しんだので良く分かるが、その苦しみは、薬物中毒からの離脱のための、良い苦しみなのである。何とか乗り越えてほしい。
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