インターネットの発達した現代、そこに答えがあるのではないかと、救いを求めるアルコール依存症の人が沢山いる。
かく言う私も、そうだった。
「こうすれば、あなたも断酒が出来る!」
「最も効率的な断酒の方法!」
「この方法で、あなたも今日から断酒しよう!」
こんなような、先人が見付けた断酒のやり方とか、苦しまずに酒をやめ続ける方法があるのではないかと、当初は日々、ネット上で検索をかけていた。
探せば、どこかに、自分の欲しい答えが見つかるのだろうか。
今日、Twitterで、ある方のtweetをRTしたら、それに対して、とてもストレートな質問を頂いた。
具体的には・・・
私がRTしたある方のtweetは、
問題飲酒を自覚してはいるが、断酒出来ないアル中に、「懲りない」 「反省していない」 「呆れた」などの言葉が向けられるが、「そうではない、 懲りてるし、猛烈に反省しているし、情けない自分に呆れてる。でも、やめられないのだ。」
との内容。
それに対して頂いた、他の方からのストレートな質問は、
「どうしたら良いのでしょうか?」
この質問に、140文字で答えることが出来れば、いいのに!と、私は心底思った。
万人向けの断酒の方法が確立され、誰でも断酒したい人は、この方法で大丈夫、のような時代が来るのだろうか。
飲酒の門は、どこにでもあり、誰でも簡単に潜ることが出来るのに、それに対する断酒の門は、数が極端に少なく、見付けるのが困難で、やっと発見しても、潜るのが大変だ。
以前も書いたことがあるけれど、断酒を門に例えるといつも、「狭き門より入れ」と言うことわざが浮かぶ。
これは、新約聖書のマタイによる福音書の中のイエスの言葉から来ている。
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7:13狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。
7:14命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。
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狭い門から入れ。アル中にいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこから入って行きアル中になるものが多い。
断酒に至る門は狭く、その道は細い、そして、それを見いだす者が少ない。
もうすぐ5年になる私の断酒生活及び断酒の研究によれば、誰にでも同じように潜ることが出来て、楽に酒をやめられる断酒の門は、どこにも存在しない。
※追記
「どうしたら良いのでしょうか?」に対して、私からの回答RT。
どうすれば良いか・・・断酒は人によって違うので、とても難しいです。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2018年3月9日
はっきり言えるのは、自分の病気(アルコール依存症)を認め、この病気と酒(アルコール)の毒性について徹底的に勉強することです。病気ですから、医療機関に行くこともお勧めします。
あと、断酒仲間がいると、ベストですね。
(写真は3枚とも、メルマガ読者のひまわりさんから送って頂いた、大阪城梅林の様子です!ひまわりさん、ありがとうございます!)
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