メルマガ読者のある方(Aさん)から、切実な内容のメールが届いた。
これまでに私がコメントやメールで相談を受けた中では、一番切実かもしれない。
何故ならば、Aさんは、40年間酒を飲み続け、断酒に踏み切って4か月なのだが、これまで私が見聞したことのない、断酒の苦しみを味わっていらっしゃるからである。
しかも、きちんと、医療機関を受診もされているのに。
Aさんからのメール、少々長いので、私が内容を要約して、載せてみる。
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断酒を始めてから4か月になります。
15歳の頃から、40年間毎日酒を飲み続けて来ました。
現在、代償性肝硬変初期を患っています。
断酒を試みるも、難関が3つありました。
一つは、自分の意志ではなかなか出来ないこと。
精神科でレグテクトを処方してもらうよう紹介状が出ましたが、なぜか薬は処方されずに、カウンセリングを受けることになりました。
薬に頼るなら、自力で断酒しようと思い、自分で断酒を始めました。
最初の2週間はクリアしたのですが、3週目ごろから、体温調節異常、便秘、不眠、喉の渇き、倦怠感、無気力などの禁断症状が出てきました。
その後、ほとんど一日寝ている生活になってしまいました。
これが、二つ目の難関です。
三つ目は、ついに恐れていた肝性脳症の症状が出始めたことです。
パソコンで文章が打てない。聞いた電話番号を紙にメモできない。などの症状が出ています。
この1週間で軽い車の事故を3回起こしました。
これまで30年以上の運転歴で、初めてJAFを呼びました。
頭がぼーっとしています。
アンモニアをうまく分解できる方法はないでしょうか。
食事制限やラクツロースを飲むほかに方法はないでしょうか。
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メールを読んでいて、アンモニアの分解、のところで引っかかったので、肝性脳症を調べてみたら、肝臓の機能が低下すると、アンモニアが肝臓で解毒されず、その血中濃度が上がり、脳症の原因となることが書いてあった。
私は医者でもないし、医学の知識があるわけでもないので、医学的な見地からAさんに的確なアドバイスは出来ない。
Aさんは、医療機関に掛かっておられ、その上で、今の自分の状態と同じような経験者の方の話を聞いてみたいのだと推察する。
メールマガジンに載せて、読者の方から経験談を募るより、ブログのほうがより多くの方の目に留まると思い、こちらに載せて、どなたかAさんと同じ思いをしていらっしゃる方、或いは、そういった方を知っておられる方からのコメントをお待ちしている。
☆追記(2018/3/22)
メルマガ読者の楽々さんから、Aさん宛てに、お父様が過去に似たような症状になった経緯を、メールで頂いたので、ここに掲載させて頂く。楽々さんメールありがとうございました。
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私には医学的知識もありませんし、肝性脳症という言葉も
知りませんでしたが、30数年前、私の父にも同様の症状が
あったと記憶しています。
当時、父はすでに肝硬変の初期段階だったと思います。
ある日、突然 意識障害が起こりました。症状はAさんより
酷かったと思います。自意識がないというか、人と意思疎通が
できない状態になっていたのでおかしいということで病院に入院
しました。どういう処置をしたのかわかりませんが、すぐに
良くなって帰ってきました。
後で、看護婦をしていた叔母から聞いた話では肝機能の低下、
アンモニアが脳に影響した等の記憶があります。
その後、私は就職で地元を離れましたが、この症状が再発したとは
聞いていません(聞いていないだけであったのかもしれません)。
ただ、その後、父はお酒を止めることができず、この数年後に
亡くなりました。
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