悲鳴のようなメールが時たま届くことがある。
「やめたいと思いながら、どうしても飲んでしまいます。お酒がやめられません。どうか助けて下さい!」
私の場合は、雷に打たれたような突然の断酒だったので、やめたいと思いながら飲んだことが無い。
やめたいと思いつつも、やめられず、ずるずる飲んでしまう方を、断酒へと導き、助けてあげられれば、これほど素晴らしいことはないだろう。
でも、出来ない。助けられない。
断酒は、自分でするものだから。
励ますことしか、出来ない。
今日メールを頂いた方へ、私は次のような返信をした。
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ご自分で断酒しかないことを分かっていながら、飲み続けてしまうなら、一度自分で自分を積極的に隔離する、つまりアルコール依存症の専門病棟に入院することをお勧めします。
このままですと、もっと重症化してしまうかもしれません。
アルコール依存症の人を助けることが出来る人は、自分だけなのです。
もし、私が○○さんを助けることが出来るなら、医者も病院もカウンセラーも不要になりますね。
先ずは、ご自分で、断酒への一歩を、積極的にご自分で踏み出して下さい。
専門医に掛かることをお勧めします。
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私が自らの断酒で分かったことは、
「天は自ら助くる者を助く」
だ。
英語の、
Heaven(God) helps those who help themselves.
を訳したことわざである。
意味は、
他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になる。
怠惰な者には、決して幸福は訪れないということ。
酒を断たなければならないことを分かっているなら、先ず、自ら酒を断つ努力をしなければならない。
喉がからからに渇いている時に、あーんと口を開いて、誰かが水を口に注いでくれるのを待つだろうか?
どこかに水道はないか、どこかに飲食店はないか、コンビニはないか、と喉を潤す飲み物を探すだろう。
本当に酒を断ちたいのなら、自分の状況を客観的に判断して、病院へ行くとか、自助の会(断酒会、AA)に行くとか、地域の保健所に相談してみるとか、積極的に酒を断つための行動を起こさなければならない。
ただ、酒を断ちたい、でもやめられない、と堂々巡りをして、誰かが助けてくれるまで待つような態度では、きっとそのままずるずると飲み続けるだけだろう。
自ら酒を断つ努力を始めた人を、天は放ってはおかない。
これまでブログで何度も書いてきたが、私でさえ、断酒後、その辛さを分かち合い、助言し、励ましてくれる人が何人も現れた。これは、天の助けだったと思っている。
どうか、酒をやめたいのにやめられない、と悩んでいる方。悩んでいても何も進まない。
自ら、積極的に、断酒の道を一歩踏み出してほしい。
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