私は、言葉としての【断酒】が嫌いで、あまり使わない。
これまでのブログ記事を振り返ってみると、【断酒】ではなくて、【飲まない生活】と表現していることが多い。
断酒を始めた当初から、へそ曲がりで天邪鬼の私は、酒を断っているのではなくて、飲まない生活をしているんだ!みたいな思いがあった。
断酒のブログを日々書き続けていると、たまに、断酒を継続するにはどうしたらいいのか、と聞かれることがある。
私は思うのだが、根本的に【断酒】に対する考え方を変えて、飲んでいたのをやめた【断酒】を続けるのではなくて、【飲まない生活】を始めて、それが楽しいので、続けている、と、この発想でどうだろうか。
好きだった習慣をやめたと思うから辛いのであって、酒を飲まない爽やかな生活を始めて、それが楽しいから続いているんだ、と思考の転換をしてみたら、どうだろうか。
捉え方ひとつで、物事はプラスにもマイナスにもなるのである。
トーマス・エジソンのエピソードで、インタビュアーが、
「電球を発明するまでに、1万回失敗したそうですね?」
と尋ねたら、
「失敗ではない。うまく行かない方法を1万通り発見しただけだ」
と言ったそうだ。
私たちは、酒が自分に合わない飲み物であることを発見したので、酒を飲まない生活に切り替えたのである。
(私は、発見するまで実に31年もの間、飲酒の実地研究をしてしまった!)
自分にとってうまく行かない生活方法=飲酒を、何とかそのままでうまく行く生活方法にしたい、と頑張るから、節酒やら減酒やら、飲む日を決めるとか、足掻いてしまうのだ。
が、これら、酒を飲み続けることを前提にした努力は、どんなことをしても報われることは無い。あらゆる方法を試した私自身が太鼓判を押す(笑)
今日は飲んで、明日からやめよう、とか。
やめたいけど、まだ、いいかな、とか。
せっかくやめていたのに、飲んじゃった、とか。
そんな方々は、酒への未練がまだまだたっぷりだと思うけれど、今日、酒と酒への未練を思い切って捨てて、明日から、酒を飲まない生活を始めてみよう!
【断酒】ではなくて【飲まない生活】
私は、開始後1年間くらいは【断酒】だったかもしれないが、2年目くらいから今日まで、【飲まない生活】を楽しんでいる。
酒を断つ前の生活を引きずってはいないし、飲みたい酒を断ったまま生活している感覚など全く無い。
だから、もう、【断酒】ではない。
【飲まない生活】は、酒の要らない生活でもあり、いつもシラフの生活でもある。生活のどの場面を切り取ってみても、いつも同じ自分がいる生活である。
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