急性アルコール中毒について、警告している記事を読んだ。
年末年始に酒を飲む機会が増えることで、危険な急性アルコール中毒に注意しようと言う趣旨で、その危険性が詳しく書かれている。
「急性アルコール中毒を防ぐ方法」との副題も付いている。
だが、この記事でも、全く笑止千万なことに、酒を飲むなとは言わずに、飲んでも飲まれないような、上手な飲み方を勧めている。
ちゃうちゃう!飲まれるんだから飲むな!
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2018年12月29日
飲んでも飲まれるな! お酒の席で取り返しのつかないことにならないために https://t.co/TQS02lsFKu @nonbeepandaさんから
「飲んでも飲まれるな!」・・・ちゃうちゃう!
正解は・・・「飲まれるんだから飲むな!」
どうしてこうも、酒を飲むことが話の前提なのだろうか?
命の危険性もある急性アルコール中毒だが、酒を飲まなければ、決して罹ることのない疾患ではないか。
ならば、酒を飲まないことを勧めても良さそうなものだが、そんな記事はこれまで一度もお目にかかったことがない。
私からの、急性アルコール中毒を啓蒙するコピーは、とってもシンプルだ。
「飲まれるんだから飲むな!」
酒に飲まれてしまうことが分かっている、或いは、その可能性が少しでもあるのならば、そんな命に関わるような飲み物は、最初から飲むな!である。
今日だけでも、懲戒免職になった公務員の記事を二つ読んだ。一人は缶酎ハイを3本飲んで車を運転して事故を起こし、もう一人は、酎ハイ10杯を飲んでやはり車を運転し、事故を起こした結果だ。
これの例では、急性アルコール中毒までは行かないが、酔っ払った状態で車を運転する行為は、酒に飲まれてしまっているわけだ。
結局、飲んでも飲まれるなと、どんなに注意したところで、酒を飲むことは、既にそれが、酒に飲まれることであり、酒に飲まれてしまう人は、飲まれないように飲むことなど、天地がひっくり返っても出来やしないのだ。
この年末年始に、酒の席が迫って来て、飲まざるを得ない状況に追いやられた人は、
「オレは(私は)、飲まれるんだから飲まないぞ!」
と、心の中で自分を鼓舞して、断酒を継続してほしい。
コントロールして飲むなんてことは、絶対に出来ないのだ。
ほんの少し酒が口に入り、アルコールが脳に回れば、あれよあれよと言う間に、元の酒に飲まれてしまうのんだくれに大変身していること、間違いなし。
「飲まれるんだから飲むな!」
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