新春の慶びの句をひとつ。
初春や 家族言祝ぐ 断酒かな
(はつはるや かぞくことほぐ だんしゅかな)
年が明けて、多くの断酒仲間が、コメントやメール、またTwitterなどで、酒なしでの年越しの喜びの言葉を届けてくれた。
これら多くの断酒仲間の方のメッセージから、一句詠んでみたのが、タイトルの句。
その中から、代表でお一人のメッセージを紹介しようと思う。ブログ読者で、12月の忘年会にも参加して下さった、シルビアさんから、初日の出の写真と共に、元旦に届いたメール。
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明けましておめでとうございます!
無事に、素面で新年を迎えることが出来ました。飲みはじめてからは、はじめてです。素面の新年は20年以上記憶がありません。断酒1年目ですから、違和感ありますが、これがはじまりの一回目ということで、これから続けていきます。
今年も宜しくお願い致します。
家族で初日の出を見に行ってきました。素面の今年は、よい一年になりそうです。
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『初春や 家族言祝ぐ 断酒かな』
言祝ぐ(ことほぐ)とは・・・言葉で祝福する、とか、祝いの言葉を述べて、幸運を祈る、喜びや祝いの言葉を述べる、などの意味。
「家族で初日の出を見に行ってきました。」
この、短い文章の中に、家族の幸せが溢れている。ご家族で寒い中、手をつないで、初日の出を待つ姿が、目に浮かぶ。
初日の出を家族で見ることが出来る。何と幸せなことだろうか。きっと、遥か彼方の山の際から昇る太陽を見て、家族の皆が感動したことだろう。
家族の一人でも、酔っ払っていたなら、この感動的なシーンは、決して訪れなかったはずなのだ。
断酒の良さが一番分かるのは、年末年始なのかもしれない。年末年始は、世の中が一番浮かれ騒ぎ、飲酒が公然と行われ、多少の酒の失態は甘く見てもらえる時期でもある。
もし、飲んだくれたままで、暮れから正月にかけて好き放題に酒を飲み酔っ払っていたなら、初日の出も、家族も、自分にとってはどうでも良くて、ただひたすら酒を追い求めるだけの年越しであったことだろう。
酒を断つと、それまでは無縁だった除夜の鐘が聞こえ、初日の出を見たくなるのだ。白黒で暗かった日常生活が、総天然色の明るいものになるのだ。
飲酒は、バカバカしい習慣である。私は、無条件な断酒を提案したい。飲み過ぎて問題を起こしてからではなくて、今酒を飲んでいる人は、断酒する。これから成人を迎える人は、最初から酒を飲まない。
〆に、もうひとつ俳句を。
『 酒なしの 光り輝く 松の内』
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