昨日《断酒から離れる》とのタイトルで記事を書いたら、色んな人から色んなご意見を頂いた。
かつては、頂いたコメントひとつひとつに返信していたものだが、そのような時間も取れず、読むだけになっている。
私はこれまで自分の考えで断酒をして来た。その断酒の考え方ややり方に賛同する人たちがこのブログに集い、オフ会を開催すれば、各地で賛同する方々が集まって下さった。
オフ会を通して、或いは、ネットミーティングを通して、私に会ったことのある人は、実物の私を知っている。 私も同じで、コメントを下さった方と会うと、その方を本当に知っていることになる。
私に会ったことが無い方は、文章からだけでは、私がどういう人間かは分からないだろう。
断酒に於いて、自分が書いて来たブログに賛同して下さる方と親しく交わって、今とても楽しい断酒生活を、私は送っている。
因みに、2月にプライベートで夫婦で旅行をするのだが、その目的地にお住まいの断酒仲間と会う約束をしており、夜の食事会がそのままミニ・オフ会になる。心から楽しみにしている。
さて、何度も書くけれど、断酒は十人十色、百人百様、千差万別なのである。
これが、断酒とか、これでなければダメ!と言う断酒があるなら、その治療法も確立しているはずだが、未だにアルコール依存症を根本的に100%治すことは出来ないではないか。唯一の方法は、断酒して回復を目指すだけだ。
また、断酒を極めた人がこの世にいるだろうか。断酒が極まったかどうかは、断酒した人が死を迎える日まで分からない。
世に正しい断酒の方法を広めるとか、これが断酒方法の決定版だと吹聴するとか、そんな大それたことをする積りなど、私には毛頭なくて、ただ、過去の自分と同じように苦しんでいる人に向けてブログを書いて来ただけである。
文章の言葉尻に、誰かが傷つく表現があったかも、あるかも知れない。また、夜郎自大に感じられたかも知れない。だが、万人が読んで、誰もが納得する文章など、神様以外には書けないだろうし、そこに近づけるために、文章を推敲する時間も、私にはない。
私は聖人君子でもないし、断酒の指導者でもない。心が広いとか狭いとか、今の状態が危険だとか言われても、意味が分からない。
このブログに賛同して下さる方々に向けてブログを書いているのであって、あらゆるアルコール依存症の本人、その家族の方の相談を職業にしているわけでもない。この辺り、何か勘違いされているのかもしれない。
酒をやめてから4日目にブログを書き始め、それをこれまで約5年10か月続けて来ているだけの人間(五十路のおっさん)に過ぎない、それが私だ。
自分の断酒生活があまりにも快適なので、他の人にもこれをお伝えしたい一心で、書き続けて来ただけだ。
大学の研究者でもないので、アルコール依存症のあらゆる形態について、幅広く鑑みて、スリップやら家族やら何やらまで専門に調べたわけでもないし、医療機関に掛かったり、自助の会に参加したこともない。
こんな私が日々綴る断酒ブログに、多くを求められても、とてもお応え出来るものでもない。
断酒のやり方や思想が正しいとか、ダメとか、良いとか、悪いとか、それは、個人個人が取捨選択するべきことであって、私がコレ!と決めるものではないし、決められるわけがない。
私は、断酒の論議はしない。求められても、しない。
そんなことは私の領分でもないし、やったとて私には何のメリットもないどころか、デメリットのみだからである。
もうひとつ断酒論議をしない理由は、断酒に正解は無いからである。昨日も書いたけれど、敢えて正解を定義するならば、酒を断って、それが継続していることだけが、断酒の正解なのである。
そうそう。ここで、ご報告をひとつ。
昨日のブログに、何人かの方からメールやコメントを頂いた。メッセージは次のような内容で共通していた。
「もし、断酒のブログ更新をやめるようなことがあっても、過去記事は消さないで下さい。」
多くの人が読んで下さって、ご自分の断酒の糧にして下さっているようだ。なので、このブログは、消えることはないので、ご安心を!
このブログは私にとっては宝物なので、そう簡単にやめることもない。
《断酒から離れる》とは書いたが《断酒ブログから離れる》とは書いてない。
このブログで知り合った日本全国、そして世界(アメリカ、ブラジル、フィリピン、イギリス、韓国・・・)の方とのつながりはとても貴重なので。
最後にひとつだけはっきりさせておきたいことがある。
「自助の会の信者」が、何故からかいの言葉になるのだろうか?
私は「断酒ブログの信者」である。それで酒をやめることが出来ているので。同じくTwitterで断酒が出来ている「断酒Twitterの信者」も存在する。
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