「まだやめてるの?」
たまに会う人に聞かれることがある。
禁酒ではなくて、断酒つまり酒を断ったこと、もう飲酒はしないことを告げると、大抵の場合、次にこんな質問が待っている。
「本当に飲みたくないの?」
これを読んで下さっているあなたはどうだろうか?
「私はまだまだ飲みたい」
「少しは飲みたいけど、ガマンしている」
「全然酒なんてもう飲みたいと思わない」
等々、人によって違うだろう。それが当たり前だと思う。
私の場合は、もう、全然酒は自分と関係がない。
飲みたいとか飲みたくないとか、このレベルの考えは、酒を飲み物として捉えている場合だろう。私は、酒を毒物&合法麻薬と断定しているので、そもそも見るだけで、鳥肌が立つ。
たかだか6年前の今頃は、酒と心中しても悔いはないと、飲み放題に飲んでいた自分が、今はこうして、酒から離れて生きている。
6年前の私しか知らない人は、今酒を全く飲まない私を見て、とても怪訝な表情をする。
どこか身体を壊したのかとか、何かの新興宗教に入信したのかとか、そんなことを聞く人もいる。酒をやめることが、そんなにも常識からかけ離れたことなのだろうか。
本当に酒なんぞとは縁を切り、全く飲みたくなくて、寧ろ酒を飲んでいる人を見ると、とても気の毒になってしまうのだ。この気持ち、気心の知れた断酒仲間にしか通じない。
気心の知れた断酒仲間とは、私がブログを始めた頃から読んで下さっていて、オフ会で何度かお会いした方々。
メールやLINEなどで、お互いの近況を話したり、たまに会ったりしている。
酒に対して同じ認識の仲間がいることが、とても嬉しい。
ガマンの断酒は、最初の1年間くらいは仕方がないけれど、5年過ぎても、10年過ぎても、もし酒を飲みたいのをガマンしているようなら、それはちょいと辛すぎる断酒人生ではないかな。
ま、それでも良いと言う考えの人もいるだろうから、何とも言えないが。
私や仲良しの断酒仲間たちは、ガマンの断酒はしていない。楽しい和気あいあいの断酒である。
そのやり取りの中には、酒はほとんど出て来ない。日々の暮らしや、趣味のこと、学んでいること、食べ物のこと、旅行の話などで盛り上がる。
断酒が軌道に乗っている人は、酒なんぞ忘れて生活しているのだ。これが、私や断酒仲間たちの、本当に飲みたくない理由。
私たちの間では、酒は毒である。これが共通認識になっている。
ところで、まだ酒を飲みたい?
大丈夫。時間が解決してくれる。
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