19時ごろ、
あるコンビニの前、
積まれた通い箱(コンテナボックス)をテーブル代わりに、
50代くらいのスーツ姿のおっさんが、
つまみを食べつつ、酒を飲み、合間にタバコをぷかぷか・・・
していたそうな。
これは、今日、かみさんが仕事の帰りに、見た光景。
「何歳くらいの人だったの?」と、私。
「そーねー、ちょうど、あなたくらいだったかな。」と、かみさん。
(あれれ、やっぱり、自分くらいの年代ののんべえって多いんだな~)
「あんな忙しない飲み方しないでさ、どこか居酒屋さんに入るとか、家に帰ってからゆっくり飲むとかすればいいのにね。」
と、かみさんが続ける。
「いやいや、オレも似たような経験があるんだけどさ、飲みたくなったら、どこでもいいんだよ。」
と、私が返す。
ふと「出物腫れ物所嫌わず」と言うことわざが浮かんだ。これは、おならや腫れ物は、時も場所も選ばず、勝手に出てきてしまう意味である。
アル中ものんべえも、所嫌わずで、酒さえ飲めるなら、時も場所も選ばない。勝手に出て来て、飲む。アルコールに飢えているのだ。
夏祭りの露店が並ぶ近くでは、地べたに座り込んで飲んでいるし、公園の固いベンチにもいるし、電車の中でも、歩きながらでも、のんべえは酒を飲んでいる。あらゆる時にあらゆる場所に、ある意味普遍的にのんべえは、存在し酒を飲んでいる。
タバコは、喫煙して良い場所が限られており、例えば電車やバスの中では吸えない。お店でも、全面禁煙の所が増えて来ている。歩行喫煙も、条例で禁止し、取り締まる自治体が増えて来ている。
その一方酒は、電車でもバスでも歩きながらでも飲める。これが、のんべえ所嫌わずの大前提になっているのだ。
考えて見れば、人を悪魔に変えてしまう飲み物が、当たり前に24時間売られており、いつでもどこでもどれだけ飲んでもOKとなっていること自体が、とても恐ろしいことである。
昨日の娘の話になるけれど、今朝、改めて聞いてみたら、大学生の中でも、飲酒は普通に蔓延しているとのことだ。
飲酒の害については、きっちりと教え、過去にはかなり長期間に渡ってオヤジが実演(!?)もしていたので、我が家では息子も娘も、酒=アルコール=毒の等式を理解している。
何も考えずに酒を飲み始めると、ちょうど私がそうだったように、いつの間にか、所嫌わずののんべえが出来上がってしまう。
若者には、飲酒の害悪を、もっともっと教えてあげたい。
学校で教えないなら、親が教えるしかないけれど、その親がのんべえでは、それも無理だ。
なんとかならないものかな。
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