今日は、娘の大学の入学式だった。
保育園、小学校、中学校、高校までは、入学式には父親として出席したが、大学はもうええやろ、と、行かなかった。
今は時代が進んでおり、行かなくても、入学式の様子は、自宅にてインターネット中継で見ることが出来た。
先日の娘の大学のオリエンテーションでの、歓迎飲み会のことでも書いたが、若者の、あまりにもの酒に対する無防備さが、私はとても気になっている。
最高学府の大学に入るだけの学力がありながら、それまでの学びの中に、飲酒(アルコール)の害に関する知識は全く入っていない。
小学校~高校まで、12年間も学ぶのだから、その中で大人になってからより良く生きるために必須の知識である、飲酒の害についてきちんと教育すべきである。
と、考えるのだが、国の政策なのかどうか、タバコの害については教えても、酒の害についてはどうも隠ぺいしているように感じられて仕方がない。
あまりにもあからさまに赤裸々に、酒の真実を子供たちに教えてしまうと、彼ら彼女らが成人した時に、酒に手を出さなくなることが考えられ、それが困るやつらが、上の方に存在している。
具体的には、酒が売れないと困る連中だ。何といっても、何兆円もの市場規模がある酒類である。酒税の額もかなりのものになるわけだし。
だが、酒=アルコールであって、単に合法的であると言うだけで、その依存性や、身体への害は、他の違法な覚せい剤やら麻薬やらの薬物と何ら変わらないのだ。
若者たちが社会へ出れば、飲酒礼賛文化の洗礼を受けざるを得ない。今の時代、飲酒する若者が減って来ているとも言われているが、現役の大学生である息子や娘に聞いてみると、どうもそうでもないらしい。
集まって酒を飲む、横並びを強制する、実に下らない飲酒文化が、我が日本国には、しつこい黒カビのように、はびこっている。
この下らない飲酒文化を礼賛している連中の頭には、アルコールによってもたらされる酒害についての見識は全く入っていない。ただ、酒が好きで飲んでいるだけなのだ。
少しずつ飲酒人口が減ってゆき、あと何十年かすれば、タバコが辿ったのと同じように、飲酒文化も衰退して行くと思われるが、まだまだ時間が掛かることだろう。
飲酒文化の衰退を加速させるために、若者たちに、酒の恐ろしさ、飲酒習慣のバカらしさを、アルコールの毒性などを、私たち断酒erがどんどん伝えて行きたいものだ。
身を以って酒の害を知り、自ら断酒した私たち断酒erは、酒の害を一番知っているのだから。
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