先日、借りて来た某映画のDVDを観賞していたら、うまそうに酒を飲むシーンが出て来た。
酒を飲むシーンは、テレビを良く見る人なら、ドラマやCMや、旅番組や、その他にも様々な番組で目に飛び込んで来るのではないか。
私はほとんどテレビを見ないけれど、youtubeで釣り動画は良く見ている。私が見るそれは、大体いつも前半が魚を釣るところで、真ん中あたりで調理、後半は酒を飲みながら食べる、と言うパターンだ。動画の中では、主のユーチューバーが実にうまそうに酒を飲んでいる。
さて、否が応でも、勝手に目に飛び込んで来る、他人の飲酒シーンだが、それを見た時にどう感じるだろうか。
私の場合だと、断酒の慣れ具合、酒の正体の暴き具合、酒=アルコール=毒の納得の度合いによって、変化して来た。
1.いいなぁ~(ヨダレ)
↓
2.こんなもの見ちゃいけない!(目を閉じる)
↓
3.オエ~ッ!!(良くあんなものが飲めるな)
ざっくり3段階に分けてみたが、本当はもっと、多くの段階があったように思う。
断って間もない頃は、ドラマなどのシーンに限らず、飲み会などで酒をうまそうに飲んでいる人を見ても、うらやましさが先に立った。
いいなあ。自分は訳あって断ったのだから仕方ないけれど、飲める人がとてもうらやましい。指をくわえてヨダレを垂らしていたかな。
その内に、視覚に惑わされて飲みたくなってしまう自分に危険を感じ、そういった飲酒のシーンからは目を逸らし、無視するようになって来るのだった。
街を歩いていて、ビールのどでかいポスターがあった時も、視線を外して見ないようにしていたものだった。
そして、段々と酒の正体はアルコールであり、人間にとっては魔性の毒物に過ぎないことが分かって来るに従い、飲酒シーンを正視することが出来るようになって来た。
わ!あんなものうまそうに飲んでるよ。うっぷ!見てるだけで吐き気を催す。
タバコでも同じようなプロセスを経た。
昔の映画には、当たり前にかなりの頻度で、喫煙のシーンが挿入されている。自分が喫煙していた頃は何とも思わなかったけれど、今だと、思わず咳き込んでしまいそうになる。
タバコにしても、酒にしても、自分が断って、更にそれらタバコや酒の毒性をきちんと学び、正体を暴いてみると、もはやかつての嗜好品ではなくなるのだ。
ドラマやCMや映画の飲酒シーンは、断酒初期の人には目の毒だが、ある期間断酒し、酒の害を学び、酒の正体さえ掴んでしまえば、他人の飲酒シーンを見ても、気の毒に思えるだけだ。
『うまそうに 酒飲む演技 騙されぬ 酒の正体 アルコールなり』
『酒なんぞ 所詮薬物 アルコール 飲む人見ても 哀れに思う』
『我が人生 酒飲むために 有るでなし 断ち切りて吉 アルコール縁』
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)