「酔っていて覚えていない」
「記憶にない」
「やった覚えはない」
何か犯罪行為をやらかして、捕まった人の供述で良く聞かれる言葉だ。今日、目に付いたニュースでも、こんなのがあったので、tweetした。
「酔っぱらっていて、よく覚えていません」だそうです。酒とはげに恐ろしい飲み物ですな。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2019年5月9日
高齢男性のバッグを奪おうと...女逮捕 「酔っぱらっていた」 - FNNプライムオンライン https://t.co/0sXYm7D0G5 #FNN
私は、この手の報道に接する度に、
「よくもまあ、いけしゃあしゃあと、酔っていて覚えてないなんて、言えたもんだな!」
と、思う。
但し、自分の飲んだくれ時代の経験から、酔っていて覚えていないのは、全く以ってその通りであることも、重々承知している。
酒を過度に飲み、かなりな量のアルコールが脳に回ると、自分が自分でなくなった状態になり、酔っ払って行動したことが、何も記憶されないのである。
確かに自分が行動していたはずなのに、酒から醒めてみれば、全く何も思い出せないのだ。
当事者(飲んだくれ本人)の心理状態としては、一緒にいた人の証言や、監視カメラの映像などで、自分がやったことが明白でも、記憶にないから、認めたくないのである。
今でも過去のことを思い起こして鳥肌が立つのは、もしあの飲んだくれ時代に、酔っ払った上で、人を殺してしまったら、私は全く記憶が無いのに、殺人者なのである。
ある日、酒から醒めたら、留置場にいて、
「自分は何でこんなところに拘留されなければならないのだ!」
と問うたら、
「あなたは、覚えてないのですか?昨夜、あなたは、殺人を犯したのですよ!」
と言われ、青ざめる。
こんなことが、酒を飲み続けていると、現実になる日が来るかもしれないのだ。
これまで一度でも、酔っていて覚えていない、を経験したことのある人は、大事に至る前に、即刻断酒した方が良い。
大体、酒の飲み方、酔い方と言うものは、訓練したり意識したりして変えられるものではなく、生まれつきの癖のようなもの。
なので、一度でも酒による失態を経験したことのある人は、必ずまた同じことを繰り返すのだ。
自分のしでかしたことを全く覚えておらず、責められても何の弁解も抗弁も出来ないのが、酔っ払ってやらかした場合である。
素面の時に、よくよくこの「酔っていて覚えていない」恐ろしさを、考え味わえば、鳥肌が立つだろう。
これまで大丈夫だったから、これからも大丈夫、なんてことは、絶対に無い。これまで大丈夫だったのは、たまたま運が良かっただけである。
酒を飲まなければ、「酔っていて覚えてない」などと言うことは、無くなるわけだ。
断酒は、己を守る!
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