今日の夕食時、今年から大学生になった娘から、驚くべき話を聞いた。
いつか書いたブログで、飲酒する若者が減って来ていると書いたことがあったが、あれはどうも、私がネットで読んだ記事がそう書いていただけかも知れない。
娘の複数の友人が、各種のサークルに入っているのだが、それらの新人歓迎会で、丸で似たような酒の洗礼があったそうだ。
因みに、うちの娘は、新人歓迎会には参加していない。
パターンは同じで、泊りがけで地方へ合宿に行き、夕食時に宴会が待っている。飲み物にジュースなどはなくて、選択肢は缶ビールと缶酎ハイだけだったそうだ。
それで、飲めない子も飲める子も、周囲の飲まないと仲間と認めない圧力に押され、仕方なく酒を飲んだそうだ。
新人歓迎会と言うことは、大学１年生の多くは１８～１９歳のわけで、既に未成年は飲酒してはならないと定められた法を犯している。
飲み過ぎて吐いたとか、深夜２時ごろ、女の子の部屋に泥酔した男の先輩が入って来たとか、翌日から３～４日間気分が悪くて生活に困ったとか、又聞きしている私がハラハラドキドキしてしまうような話ばかりだ。
私は断酒以来、自分の子には、酒＝アルコール＝毒の教育をし、口を酸っぱくして酒なんぞ飲むな！と言って来た。その甲斐あって、我が子は酒を飲む連中を、私と同じ目線で見ている。
だが、一般的に、多くの若者は、飲酒礼賛の洗脳を子供の頃から受けており、大人になったら、或いはその前でも、何人かが集まったら飲酒するのが当たり前だと思っているようだ。
私は娘から話を聞いて、前途ある若者が、何故に脳を破壊する毒物（酒＝アルコール）を喜々として飲むのだろうかと、憤りと共に、ため息が出てしまった。
この下らない飲酒礼賛の空気を、何とかして変えてやりたいものだ。酒なんぞ飲まない生き方のほうがクールで格好いいんだぞ！と、若者に分かってもらいたいものだ。
だが、テレビでもネットでも、酒のメーカーは多額の宣伝広告費を使って、飲酒を煽っている。若者は、タレントがうまそうに恍惚の表情で酒を飲んでいるのを見て、自分もと憧れてしまう。
そして悲劇は繰り返される。
毎年のように、大学生が、急性アルコール中毒で亡くなる。その度に大学は、学生にそのような飲み方をしないように指導するとか言ってお茶を濁す。が、また同じ悲劇が起こる。
根本的に、酒は毒であることを、もっと幼い頃から教育しないといけないのだが、それをすると酒が売れなくなってしまうし、酒税も入らなくなるから、するわけない！
私にできることは、屁の突っ張りにもならぬが、このブログで酒害と断酒を訴え続けることかな。
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