午前中のこと、近所の踏切を渡ろうとした時、閃光灯が点滅し、警報音が鳴り出した。
五十路も後半に入ると、急ぐと碌なことが無い。昔なら、遮断機が下りる前に走って渡っていたが、今は、待つ。
それはいいのだが、私のすぐ前で待っている、30歳くらいの工員風の男が喫煙しつつ、同じように電車の通過を待っている。ちょうど風向きが悪く、その煙が私にまとわりつく。
後ろには、人、横には車。動けない。
あ~!!クサッ!オエッ!ゴホッ!
酒もそうだが、タバコも大嫌いなので、超敏感になり、今日のような出来事は、私には拷問に等しい。
と、今日あった大嫌いなタバコ絡みの件はこのくらいにして・・・
薬学を学んでいる息子から、アルコールに関して二つほど有益な情報を得たので、共有したい。
ひとつは、世界的に有名な医学雑誌ランセットに掲載された、アルコールの有害性について。
記事は、こちら↓。英文だが、何とか概略は読めるかも。
Imperial College LondonのDavid Nutt教授が率いる薬物専門家による、多基準意思決定分析と言う手法によると、ドラッグの有害度は以下の様である。
(このやり方では、薬物は、特定の基準で最も有害な薬物に有害ポイント100が割り当てられ、100点満点で記録された。有害ポイントゼロは害がないことを示す。)
1位⇒アルコール(72)
2位⇒ヘロイン(55)
3位⇒クラック(54)
4位⇒覚醒剤(33)
5位⇒コカイン(27)
6位⇒タバコ(26)
7位⇒アンフェタミン(23)
8位⇒大麻(20)
9位⇒GHB(18)
・・・以下省略
(カッコ内は有害ポイント数)
合法麻薬のアルコールが、実は一番有害である!
もうひとつは、アルコールと食道がんの話。
ちょと専門的過ぎて、分からない用語も出て来るけれど、アルコールの怖さの大よそは分かる。
アルコールは、細胞固定作用と蛋白変性作用で細胞膜の立体構造を変化させてしまう恐れがある。そのため、アルコールを飲む度に、食道表面の細胞が剥がれ落ち、その剥がれ落ちた部分に新しい細胞が作られる。
しかし、新しい細胞を作る時にDNAの複製に失敗すると、がん細胞が生成される。つまり、食道がん発症につながる。
アルコールの度数が高ければ高くなるほど細胞固定作用が強くなるので、食道の細胞が剥がれ落ちやすくなる。即ち、アルコール度数の高い酒は、食道がんになるリスクも高いと言うわけだ。
断酒前、私が一番好んで飲んでいたのは、アルコール度数が43度の某銘柄の泡盛だった・・・(=_=;)・・・しかも、ロックで飲んでいた・・・当時、このようなことは全く知らなかった・・・私の食道は今のところ大丈夫だが・・・
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