ついに、酒断ち40日目だ。と言っても、たったのひと月と10日。ひとまずの目標の3ヶ月まで、あと50日か。まだまだ先は長い。
飲んでいた頃は、飲む理由を、たぶん自分や家族を納得させるため(?)、いろいろ考えていた。要は、なんだかんだとこじつけて、飲みたかっただけ。
ひとつは、以前にも書いた、何でもいいから、めでたいイベント。誕生日、入学、卒業、100点、ヒット、ホームラン・・・
もうひとつは、酒はとても身体にいいとか。飲むと健康になるとか。そういう効用を調べては、悦に入りつつ、飲んでいたわけだ。
日本酒は抗がん作用があるとか、赤ワインに含まれるポリフェノールがいいのだとか、ビールは美肌効果があるとか、焼酎は血液がサラサラになるとか、泡盛は、、、云々と。よくも調べたものだ。
お酒にこれらの効用があるのは、色々な研究で確かめられている。昔から、「酒は百薬の長」とも言われているし。
でも、これは適量を毎日飲んだ場合であって、私のような飲み方では
『過ぎたるは猶及ばざるが如し』
という諺がピタリと当てはまり、効用どころか害でしかない、ということが、ずーーーっと長い間、分かっていなかったのである。分かるのが遅すぎ!
気の合う人との居酒屋でのひと時は、とても楽しいし、会話も弾む。若い頃から、飲み会は、欠かさず出席してきた。
ただ、外で飲む場合も、終電で寝てしまい、タクシーで帰ってきたり、人の家に泊めてもらったり、気付いたらベンチで寝ていたり、などという事態がかなりの頻度になっていた。
青島幸男作詞「スーダラ節」の
『チョイト一杯の つもりで飲んで
いつの間にやら ハシゴ酒・・・』
これが、飲んでいた頃の私。家でも、外でも。軽く一杯のつもりが、そうは行かない。酒を飲んでいるつもりが、最後にはいつも、酒に飲み込まれてしまっていた。
悪酔いしたときは、タクシーの中で吐いてしまったり、電車から降りて、ホームで吐いたり。今思い返しても、アホ・バカとしか言い様がない。
酒の効用は様々あれど、適量を守れない私には、「酒害」にしかならないということだ。
適量を楽しんで飲める方は、お酒で健康になって下さい!(コントロール出来る方が、うらやましいです)
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