断酒してから、寝起きがとても良い。
家族の用事で、寝ている最中に起こされても、すぐにシャキッと起きる事も出来る。飲んでいた頃には考えられなかったことだ。子供に宿題を教えるとか約束しておいて、いつも酔っ払って先に寝てしまい、子供に起こされても、「うるせー!眠いんだから、ムリ!」なんて感じだった。
ここの所、雨が降っていない朝は、ウォーキングまたはジョギング(もどき)をしている。
で、今朝、川沿いの橋の近くで、おばあちゃん二人が会話していて、その内容の一部が耳に入った。徒歩に毛が生えたくらいのスピードなので、聞き取れる。
老女A:「そーだねー。かゆいのと痛いの、どっちかねー」
老女B:「私は、痛いほうが、我慢できるね、かゆいのは、我慢がつらいねー」
お二方の横を通り過ぎながら、自分ならどっちかなー、と考えた。痛み止めの薬は、
飲み薬、貼り薬があるが、かゆみ止めって、塗ってもあまり効かないから、同じく、痛いほうなら、我慢ができるかなー。
そんなことを考えつつ、ちんたらちんたらジョギングもどきをしていて、やっぱり断酒のことに考えが及び、酒の我慢に関して、
1.酒を飲みたくて飲みたくてしょうがないのを我慢する
2.前日大量に酒を飲んだ後遺症としての、かなりきつい二日酔いの症状を我慢する
なんて、こんな二者択一なら、自分はどっちを選ぶだろう? と思った。
両方経験している自分なので、もちろん、迷わず、飲みたいのを我慢するほうを選ぶ。あの、ひどい二日酔いの日の、朝から夕方までのた打ち回り、吐き、家族の誰もから自業自得だね、と見放され、一人ひたすらアルコールが抜けるのを待つ、マヌケな時間。
前日、大量に酒を飲んだ時に費やした時間と、二日酔い当日の動くに動けない時間、これ、足したら、人生の貴重な時間を、酒なんぞで、かなり浪費しているということだ。
以前にも書いた交通標語の、「注意一秒怪我一生」をもじって、「注意一秒酒一升」。本来の交通標語のほうは、注意を一秒怠ると、一生治らない怪我を負うという意味だが、もじったほうは、アルコールに対して一秒でも油断すると、気付けば、酒を一升飲んでしまっているということ。
ほんの小さな我慢だけれど、飲みたいのを我慢しよう。今なら、5分くらいで、飲酒欲求が消えるし。この我慢をしないで、今日、思う存分飲んだと仮定する。好きなだけ飲むという事は、夕方から飲み始めて、泥酔して意識がなくなるまでだ。すると...自動的に明日は、ひどい二日酔いが待っている。上に書いたような症状で、一日潰れる。
恐ろしいことですな。
*広告