日曜の今日は、朝から妻子がそれぞれの理由で外出し、一人家に残って留守番の私は、静かな環境で、午前も午後も、昼寝三昧の一日だった。窓を開け放つと、適度に風があって、とても爽やかな日だった。
以前の私なら、朝から飲んでいる。特に家族がいないなら、絶好の飲酒日和ではないか!飲んで、寝て、起きて、寝て、また飲んで。でも、今日は、《飲んで》の行為が抜けている。飲んだのは、娘が昨日残したダイエットペプシと、昼食時に麦茶だけ。
あれほど喉から、というより腹の底から、手が出るほど欲しかった酒なのに...自分でも不思議だが、欲しくない。ここ数日、飲酒欲求の消失について、何度かブログでも報告しているが、事実だ。
飲酒欲求というものは、少しずつ薄皮が剥がれるように無くなるものだと思っていたが、どうも私の場合は違うようだ。我慢の日々を続けると、ある日、ストンと、憑き物が落ちたように、飲酒欲求が消える。そんな感じがする。
酒を完全に断ってから、ある一定の期間(私の場合、100日)が過ぎると、何かが起きるのだろうか。それとも奇跡?断酒104日目から、飲酒欲求が消失したのは本当に不思議だ。
これは、飽くまでも、私の場合なので、他の方が必ずこうなるかどうかは、分からない。断酒経験のある方、断酒100日越えの時の飲酒欲求について、是非教えて頂きたい。
飲酒欲求は、暫くすると、ブーメランのようにまたUターンして戻ってくるのかもしれないので、今後も注意して自分を見守ろう。このブログは、断酒365日達成の日まで、日々精進の積もりで書き続ける予定なので、もしまた飲酒欲求が出てきたら、正直に報告する。
今たまたま(?)消えている飲酒欲求だが、ここまでの道のりが、長く辛いことは、確かだ。例えてみれば、いつでも好きなときにアルコールのプールにドボーンと飛び込んで、たらふく飲みながら泳いでいたのが、同じプールでも、中身は蒸留水で無味無臭。そんな中で、飲むのも、泳ぐのも、イヤ!だけど、飲んで泳がないと、先へ進まぬ、という感じかな。
酒を欲しない感覚・感情。これが、とても不思議。ちょっと違和感があるくらい、自分でも、どういうことなのか、分からない。
酒を欲しない感覚・感情。なんだか、とても、新鮮で爽快。今まで、経験がない。暑い日の夕方、冷えたビールや酎ハイを想像しても、飲みたいと思わない心。コップ一杯の冷えた水をゴクゴク飲むほうがいいという身体。
ただ、油断して酒席に近付くことをする積もりは、今のところ、更々ない...というより、実は、飲み会なるものへの興味が、全く失せたのも事実。
興味が無くなったということでは、コンビニやスーパーに陳列されている各種の酒を見ても、これは、自分のものではないという感覚がする。棚から商品を取り、レジに持って行き、数百円払えば飲めるんだぞ...と、以前は悪魔が囁いたが、飲酒欲求と共に、その悪魔も、消えた。私をそそのかしていたやつらが、消えた。
但し、いつか断酒の先輩のmiki様がコメントしてくれた、アルコール依存だった人は、ずっと自分を疑い続けないと、スリップするという意味の言葉を、いつも肝に銘じている。
アルコールを侮ることはしない。
*広告