師走も終盤に入って、私のこの頃の酒への囚われは・・・
飲酒欲求の有無といえば、有る日もあれば、無い日もある。無い日というのは、酒のことを忘れている日だ。最近増えてきた。今日も、このブログを書くまで忘れていた。嬉しいことだ。飲酒欲求の強弱は、といえば、強い日弱い日、日によって違う。これは、アルコールの麻薬効果を覚えている脳が、時折欲しがっているのだろう。
『酒の抜けた身体』になってきたなーって、感じが、伝わるだろうか。
夏、蝉が鳴きだす頃、木の幹や枝に、抜け殻がある。幼虫の頃過ごした身体の外側を脱いで、成虫の蝉がそこから出たあと、残る《セミの抜け殻》。自分の身体から酒が出て行って、良い意味で《酒の抜け殻》になったような気がする。
先日、久しぶりに入った映画館での出来事が、そんなことを感じたきっかけだった。
朝一番で行ったので、空いていた。私は、大体、真ん中の席を好む。スクリーンから近すぎず遠すぎず。よし!と、席を確保し、先ずはゆったり座る。あと10分くらいで始まるぞ~と、ワクワクしていたら。。。
左隣に、私と同世代の男性が座った。スーツを着ている。こんなに空いているのに、何故、わざわざ、私の隣に座るんだ?…と、そこまでは良かったのだが、なんと、プ~ンと臭ってくる・・・この人、酒臭い!
勘弁してくれ~!と思っている内に、もう、上映開始である。他の席に移ろうとしたが、見回すと、そこそこ人が入っており、いい席がない。最初からきちんと映画を観たいし、仕方なく、我慢した。
だが、しかし、それにしても、臭い!朝から酒を飲んでいるのか、昨夜の酒が抜けないのか。本人は、周囲に悪臭を放っていることなど、気にもしていない様子。
さて、どうしたものか・・・あー、そうだ!冬のこの時期、いつもポケットに入れている、使い捨てマスクがあった!これをつけてみたら、あまり気にならなくなった。少々メガネが曇るのが玉に瑕だが、仕方ない。
この一件で、あ~、私の身体から完全にアルコールが抜けたんだな、と思った。以前もブログに『酔っぱらいは臭い!』というタイトルで書いたのだが、それだ。飲んでいた頃は、他人の酒臭いことなど気にもしなかったから。
断酒して暫くすると、『酒の抜けた身体』になり、アルコールには超過敏になる。あの臭いが、我慢ならない。これは、禁煙して『ニコチンの抜けた身体』になったと実感した時もそうだった。タバコの臭いが我慢ならないのだ。
好きな酒を飲み続け、カネも時間も酒に捧げて、挙句の果ては『魂の抜けた身体』=《魂の抜け殻》になるところだったが。。。清水の舞台から飛び降りる思いで断酒し、それを継続した結果、『酒の抜けた身体』=《酒の抜け殻》で、年末を過ごし、新年も迎えられそうだ。
《酒の抜け殻》は、臭くないし、身軽でいい。
たぶん、生理学的になら、身体がアルコールを処理して、無害化した時に、完全に身体から酒が消えたことになるのだろう。でも、すぐにまた飲みたいと思う。まだ、脳の記憶には、生々しくアルコールの余韻が残っているから。
ある程度の期間、飲みたくても飲まないでいると、割りと我慢するのが楽になってくる。酒を忘れている時間のほうが長くなってくる。これが、『酒の抜けた身体』 =《酒の抜け殻》のような気がしている。
盛夏の頃が、突き上げるような飲酒欲求のピークだった。今は、嘘のように、楽。飲まなくても、平気。今日の夕食は、家族で外食してきたのだが、周囲には、生ビールやら、その他アルコール飲料を飲む人が多かったが、私は家族と同じ飲み物で、全然平気だった。飲みたいのを我慢していた頃とは根本的に違う。
年明けの、断酒300日目くらいが楽しみ。更に進化していそうな予感がする。
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なんと、本日、当ブログのアクセスカウンターが、《300,000》を越えた!何気なくカウンターをみたら、《299,999》で、わ!というタイミングに遭遇した。
断酒開始から4日目にブログを書き始めて、9ヶ月で。。。沢山の方に断酒パワーをもらって、今後も酒を飲まない生活を続けられそうだ。本当にありがたいこと。
読んで下さった全ての皆様に感謝!感謝!感謝!
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