断酒間もない頃は、飲酒欲求が、不規則に、しかも怒涛のように押し寄せて来る。
ある程度の期間の断酒を経た人は、誰しも何らかの工夫をして、これを凌いだはず。寝てしまうのも、ひとつの方法だし、時間が許すなら、軽い散歩やジョギングに出るのも良いだろう。場所があるなら、縄跳びもいい。
夏場なら、私のように、少し刺激のあるものをゴクゴク飲み干すという手もある。因みに、以前の記事を読んでいない方の為に、何を飲んでいたか書くと、炭酸水、クエン酸水、リンゴ酢を薄めた水。何れも、氷を放り込んだ大きめのコップに入れて、飲み干していた。結構、これだけで、飲酒欲求が軽くなったものだ。今はもう、これらは飲んでいないが。
飲みたくなったら、飲まないためにする行動を考えておくと良いと思う。
アルコールに依存している病と言っても、十人十色で、同じ症状ではない。だから、医療機関にかかるにしても、入院する人もいるし、通院治療を受ける人もいる。自助グループに通う人の中でも、断酒会に行く人、AAに行く人、それぞれ、自分に合った方へ行く。
自力で断酒を試みている人も、もちろんいる。
色んな方法や手段があるけれど、何をしたいかは同じで、酒を断つということ、これだけだ。
そして、ひとたび、酒から離れることに成功しても、私たちの周囲には、あらゆる所に酒が存在し、当たり前に飲まれているから、これを飲まないでいるということが大変難しい。
飲んでしまったら、同じこと。その後どうなるかは、経験済み。十分に分かっているのに、又飲んでしまいそうになる。
飲みたくなったら、どうするか。一番自分に合った方法を予め考えておき、実践するのが一番いいと思う。
有難いことに、人間には、忘却力(!)が備わっており、何かを我慢する時に、それに代えて別のことをすると、いつの間にか、その別のことが当たり前になったりする。本来のことを忘れることが出来る。
今の私の場合、飲酒欲求というのは、消えないけれど、のべつ幕なしに湧いているわけではなく、うまくすると、一日飲酒のことを忘れていることもある。ブログを書く時にはもちろん思い出すけれど、飲みたくなるわけでもない。
忘却力をうまく使って、酒を忘れよう。
《 某公園にいる、ノラ君。なかなか人懐っこい、いい猫だ。》
※追記:やっぱり、成人式と酒が絡んだ事故が起きている。岡山の倉敷で、12日の成人式後に酒を飲んで車を運転し、ひき逃げ事故を起こした20歳の男が逮捕されている。もちろん、20歳なので、報道も実名だ。あ~あ。酒も飲んでいいし、煙草も吸っていいけれど、大人としての自覚と責任が先なんだが。
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