たった一行のコメントに、目からウロコの言葉がキラリと輝きを放っていた。
それは、夜空にピカっと現れ、スーッと長い尾を引いて消えてゆく流星のような言葉である。
ブログ読者のスエヒロさんが、昨日の記事に書いて下さったコメント。
『のみすけさんへ 一言! 私もすっかり断酒依存症⁉です!』
世の中に様々な依存症あれど、これほど素晴らしい依存症は、他にないのではないか、と、すぐにブログに書かせて頂こうと思った。
アルコール依存症があるなら、その逆だって、あっていい。自分にも、家族にも、他人にも、有益な依存症の、断酒依存症。
『私、断酒に依存しているので、酒は飲まないんです』
なんて、へそ曲がりで素敵な依存症なんだろう!なんだか、赤塚不二夫のギャグ漫画の世界のようで、とっても気に入ってしまった。
『ワシは断酒依存症なのだ!だから酒は飲まないのだ!これでいいのだ!反対の賛成なのだ!』
な~んて感じでどうでしょうかね。
話は変わって、ごまちゃんへの返信コメントに書いた、宿主を操る寄生虫の件。
この寄生虫、以前、何かの本で読んだことがあり、気になっていたのだが、調べてみると、何種類もいる。中でも、カタツムリに寄生する、ロイコクロリディウムという奴は、かなり不気味だ。
鳥の糞に卵が含まれ、葉っぱについたのを食べたカタツムリの中で成虫になり、カタツムリの目玉に移動する。本当は暗がりでしか行動しないカタツムリが、この虫に寄生されると、鳥に見つかりやすい、明るいところをうろつくようになる。そして、目玉の中で動くこの虫の姿が、鳥の好きな芋虫そっくりなのだそうだ。で、カタツムリの目玉を鳥が食べ、鳥の中でその虫が卵を産み、その糞が。。。と、循環するのだそうだ。
グロいが、かなり珍妙で面白い映像なので、興味ある方は、youtubeでご覧になるといい。
なぜ、こんなことを書いたかと言うと、アルコール依存症という病が、アルコールに寄生されて、それを飲まずにはいられないようにコントロールされているように見えるから。一度罹ると、最早、自分の意志では、この悪循環から抜け出すのがとっても難しいのも、ある種、アルコールに寄生されているようなものだろう。
そんな観点から、アルコール依存症というものを考えてみると、少しでも酒を飲んでしまったら、またアルコールに寄生されてしまい、飲まずにはいられないようにコントロールされてしまう、という恐ろしい世界が待っているのだ。
ここで、前半と後半をくっつけて、結論を。
どうせなるなら、断酒依存症になろう。誘惑にまけてふらっと、一滴でも口に酒を入れると、あっという間にアルコール寄生虫が入り込み、酒を飲み続けるようにコントロールされてしまうよ!
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最後に、爽やかな柑橘系の写真を!朝寒すぎてジョグに行けず、日中かみさんと1時間半ばかり、買い物がてらウオーキングしていたとき、目についた。
晴れ渡った冬空の下、空気も冷えて、引き締まり、そんな中で、この鮮やかな色を見ると、もうあのドロドロした飲酒の世界には戻りたくないなと、しみじみ思った。
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