たまには、ちょっと毛色の変わったことを書いてみようかな。。。
《スリッピング・アウェー》と聞いて、すぐにピンとくる方は、余程のボクシング通かも。かなりボクシングを好きな人でも、知らない人が多い。
で、これは、何のこと? ・・・あとの方で、出てくる予定。
飲んだくれ時代に始めたボクシングのことを、いつか書きたいな、と思いつつ、日が過ぎてしまった。考えてみると、断酒とボクシングって、妙な取り合わせだし。
元々小学生の頃からボクシングは好きで、よくテレビで観戦していた。もう、古い話だが、ガッツ石松とか輪島とか具志堅が活躍していた頃だ。ただ、田舎にはボクシングジムなどないし、精々学校でマネごとをしていただけだった。
飲んだくれ時代、ひょんなことから誘われ、ジムに通いだした。と言っても、目当ては軽いトレーニングの後に飲むビールのうまさ、これだけ。ボクシングそのものは、超テキトーだ。身体を動かすだけだった。週に一度行くか行かないか程度。
(↑男性人物イメージ;著作者:zcool.com.cn)
それが、断酒後、酒を我慢するのに、サンドバッグをボコボコ叩いたり、トレーナーのミットに思い切りパンチを打ち込んだりして帰宅すると、気分がスッキリして、飲まずにいられることに気づき、真面目に行くようになった。
ボクシングは、たった二本の腕で殴りあうだけのスポーツと思われがちだが、なかなかどうして、奥が深い。パンチの基本は、ストレート、フック、アッパーの3種類だけだが、これを組み合わせることにより、多彩なコンビネーションが生まれる。
そして、意外と知られていないのが、防御だ。パンチを躱すのが、ヘッドスリップ、ダッキング、スウェー、バックステップ、等。パンチを払うのがパーリング。パンチを肘や腕で受けるのが、ブロック。相手にパンチを出させない、ストッピング等、他にも色々ある。
ここで、冒頭の話に戻るが、中でもそう簡単には身につけられない防御テクニックが、《スリッピング・アウェー》だ。まー、これは、世界チャンピオンレベルの技術だが(笑)
どんな内容かというと、ボクシングのかなり高等な防御テクニックで、よけることが出来なかった相手のパンチを、貰いつつも、来たそのパンチと同じ方向へ顔を動かすことにより、その衝撃をやわらげることを言う。
(女性人物イメージ;著作者:anonymous→)
これが、断酒とどう結びつくのか?
ほとんどの防御は、相手のパンチを顔やボディーに入れさせないようによけたりブロックしたりしているが、スリッピング・アウェーは、パンチをよけきれず、貰ってしまいつつも、その衝撃を殺している。
こじつけながら、酒で言うと、断酒は、酒をよけたり躱したりブロックしたりして、身体に入れさせないが、仮に飲んでしまい身体に入れつつ(SLIP)も、その衝撃を殺し(AWAY)、酒から離れるということもあるのではないだろうかと。。。
この一年、私は何でもかんでも断酒には利用してきた。代用の飲み物、思想、スロージョギングなど。。。ボクシングも、その一つだ。
ストレス解消に、サンドバッグをボコボコ殴るのは、運動にもなるし、肩こりも無くなるし、良いこと尽くめだ。もしボクシングジムが近くにあるか、自宅にサンドバッグを吊るすスペースがある方は、お勧め!
(←サンドバックイメージ;著作者:freedesignfile.com)
酒を飲みたくてたまらなくなったら、パンチンググローブを両手に付けて、サンドバッグをボコボコ殴ってみよう!怒りとイライラは、たぶん消える。
ジムに行くとしても、酒代を考えたら、安いもの!
練習時間だって、30分でもいいし1時間でもいいし、酒をダラダラ飲んでいるより、短い。
一番は、飲んだくれのビール腹オヤジよりは、サンドバック叩いてるオヤジのほうが、何と言っても、格好いい!
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