一日雨だった。ちょっと小降りになった昼前、かみさんと買い物がてら、散歩に出た。
曇天からポツポツと落ちてくる雨の下、季節の花、紫陽花が、良い色になっている。
夕方、スポーツジムで久しぶりに会った人(Cさん)と話して、とても驚いたことがあるので、今日は、それを書いてみよう。
ここ暫く見かけなかったので、最近お見かけしませんでしたね、と声をかけると、関西弁のCさんは、
「あー、わし、入院しとったんや」
「え!?一体どうしたんです?」と私。
「A型肝炎や」とCさん。
「A型肝炎て、ナマの牡蠣とかでなるやつでしょ?」
話を聞いてみると、たぶん海辺の宿で食べた魚介類が感染源らしく、暫く入院していたのだという。確か、肝炎は肝臓が完全に回復するまでは、禁酒のはずだったと思い、のんべーのCさんに確認してみた。
「それは、大変でしたね。ところで、もちろん、酒は飲んでないんでしょ?」と私。
「いや、ぼちぼち、飲んどるでぇ」とCさん。
(私は、唖然!として)「飲んでる!?ダメなんじゃないの?」
「医者には止められとるけど、飲まんわけにいかへん」
Cさんは、普通に働いているし、スポーツジムにも来ているし、世間で思われているいるようなアルコール依存症のイメージではないと思う。が、365日毎日毎晩飲酒を欠かせない人だ。やっぱり、アルコール依存症に当てはまるのだろう。
今回は、アルコールの飲み過ぎで肝臓を悪くしたわけではなく、食べ物からA型肝炎ウィルスが感染したのだが、肝臓がやられたことに変わりはないわけだ。せっかく回復途上にある肝臓に、更にダメージを与えるような飲酒は慎まなければならないのに。。。
自分の身体と、飲酒と、どちらが大事かということは、歴然としているのに、理性に従うことは出来ないのだ。やはり、アルコールの魔力と言うものは、計り知れない強さを持っている。悪魔の力だ。
因みに、Cさんは、40代半ばの男性。私もその頃はかなり飲んでいた。もし、自分が同じようにA型肝炎を発症し、少し良くなり退院し、医者には禁酒を命じられていたとして、素直に飲まずにいられただろうかと考えてみた。恐らく、Cさんと全く同じように、飲んでいただろう。
今の私が、その頃の私に問いかける。「それでも飲む?」
その頃の私が、今の私に答える。「飲むよ。飲まずにはいられないから」
最後に、今日撮影した紫陽花を連続で何枚かどうぞ。。。
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