私は十代で上京して以来、酒の他には映画が滅法好きで、カネが無くてヒマだけある若い頃、名画座に良く通っていた。
もう、３０年以上前、３本立てが４００円で観賞出来た。
人や本の他に、映画から学ぶことも結構ある。
時間が取れたので、いつものレンタルビデオではなくて、映画館のスクリーンとドルビーサウンドで、デンゼル・ワシントン主演の映画「イコライザー」を観て来た。
去年（２０１４年）公開された映画だ。ＤＶＤとＢＤが出るのは来月のようだから、映画館で観賞するしかないわけで・・・私が観たのは、名画座だけどネ・・・
今日のタイトルは、この映画の中で、デンゼル・ワシントン演じるマッコールが、歌手を夢見るロシアから来た娼婦テリーを励ますセリフだ。
"Progress. Not perfection."
このセリフのシーンからすると、「完璧を目指しても駄目だよ。先ず前進することだ」という感じになるのかな。
この映画のストーリーは、これから観る人にネタバレしてしまうので書かない（笑）
ひとつだけ、デンゼル・ワシントンて、もう還暦なのに、見た目は私より若い！アクションもこなして、凄いなぁ～、と感心してしまった。
で、今日書きたいのは、"Progress. Not perfection."「完璧より前進」
私もだらしないくせに、妙なところだけ完璧主義だったりして、自己嫌悪に陥ることが結構多いのだ。
幸いにして断酒してからはＳＬＩＰはしてないが、禁煙は、１０回近く失敗して、そのたびに落ち込んだ。
一度やめると決めたら、１本も吸ったらダメ！と言うような、禁煙の完璧主義を己に課していたのだ。が、イライラしてきて、喫煙したくなり、ある時は、飲み会の時に酔っ払って破り、またある時は、吸うための屁理屈を己に正当化し、１本火を点けて、元の木阿弥に。
でも、結果的に禁煙してからそろそろ１０年目を迎えることが出来そうなのは、「完璧より前進」を選んだからだと思う。何度失敗しても、私は禁煙にチャレンジした。つまり、絶対に一度も吸わないと言う《完璧》ではなくて、何度失敗しても、また禁煙に挑むと言う《前進》を選び、実行したのだ。
この禁煙の時の経験が、断酒にかなり役立っている。
もし、これから先、酒を飲んでしまう事があっても、私はきっとまた断酒にチャレンジする。何度失敗したってチャレンジする。
（飲むつもりも、飲みたい気持ちも、今のところ無いけれど、生身の人間なので、この先どうなるかは、分からないからネ・・・）
「完璧より前進」で行こう！
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