今日は、たまたま開いた手持ちの「故事ことわざ辞典」のページから、私の目に飛び込んで来たフレーズを、お題にしてみた。
『過ちて改めざる、是を過ちと謂う』
(あやまちてあらためざる、これをあやまちという)
これの意味は、解説するまでもないだろうが、一応書いてみる。
人間、過ちは誰にでもある。それは、仕方がないことだ。だが、自分がしたことが過ちだったと分かっているのに、改めようとはしないならば、それが本当の過ちである。
私の場合、タバコをやめる時に何度も失敗し、それでも諦めずに挑んで、10回目の禁煙から継続し、今や10年目に突入した。この時の経験が、酒をやめる時に役に立った。どうせなら、一回でやめたい、と。
やめようと思い立ち、実際にやめてみる。暫く続き、なにかをきっかけに、また始めてしまったとする。それが過ちであると認め、再度やめる。これならば、良い。
再飲酒しても、何度だって挑める、それが断酒だ。1回でやめなきゃダメなんてルールはどこにもないし、寧ろ、2回目、3回目・・・の方が多いと、なだいなだ先生の本にも書いてあった。
因みにこのことわざの原典は論語だが、もうひとつ似たような内容のが隣に載っていた。
『過ちては改むるに憚ること勿れ』
(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
やってしまったことが過ちだと気付いたら、体裁を取り繕って、ぐずぐずせずに、すぐに改めたほうが良い。
今でも私には耳が痛い言葉だが、真実である。
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