断酒初期の頃、かなり頻繁に書いていた《アルコールの恐怖シリーズ》だが、久しぶりに取り上げてみる。
アルコールでやられる臓器・・・浮かぶのは先ず《肝臓》だろう。
もう一つの臓器《すい臓》も、アルコールで攻撃されてしまうようだ。はっきりと因果関係は分かっていないものの、統計的には酒を大量に飲む人が、急性又は慢性のすい炎を発症するケースが多い。
(画像は、wikipediaより)
急性すい炎については、2年4か月ほど前のブログで、取り上げたことがあり、自分で書いたものながら、今読み返しても、為になる(笑)
(2014/1/24)『アルコールによる急性すい炎の恐怖(断酒316日目)』
ネットの記事で、慢性すい炎に関する下記の記述を見つけ、読んでみたら、急性すい炎だけでなく、慢性すい炎も、恐ろしいと知り、すい臓が元気な内に酒を断つことが出来て、本当に良かったと、ほっと胸を撫で下ろしている。
『静かに崩壊…酒飲みの「慢性すい炎」が超怖い 30~50代の男性患者が増加、どうケアする?』
静かに崩壊...これ、本当に恐ろしい。大体、アルコール依存症そのものが、緩慢なる自殺と表現されるくらいで、更に、己が臓器をも静かに崩壊させているのだ。
この記事にも書かれているが、本来、すい液を作るすい臓が、自分自身を消化することはない。これは、胃が自分自身を消化しないのと同じだ。だが、何らかの原因で、すい液が活性化してしまい、すい臓が自分自身をすい液で消化してしまうことがある(自己消化)。
原因としては、アルコール、脂分、ストレスなどが考えられる。
自己消化ですい臓が炎症を起こし、細胞が破壊されると、萎縮して硬くなる。そして一度破壊された細胞は元には戻らないそうだ。 すい臓は、血糖値をコントロールするインシュリンを分泌する臓器なので、慢性すい炎によって、糖尿病にもなりやすくなる。
酒を飲むとき、脂分の多いつまみを一緒に食べることも多いのではないだろうか。そして、飲み過ぎて、二日酔いによる自己嫌悪のストレス。これだけで、慢性すい炎の原因三拍子が一度に揃ってしまう。
肝臓も重要な臓器だが、すい臓だって、勝るとも劣らぬ身体にとっての重要な臓器である。脳がアルコールによって快楽を感じている間、これらの臓器は苦しんでいるのだ。
酒を断つと、肝臓もすい臓も、元気になる。
たまに、人体解剖図を見て、アルコールの毒性を念頭に置きつつ、その通り道を確認してみるのも良いかもしれない。自分の身体をアルコールが駆け抜ける様を想像すると、ますます飲む気がしなくなるだろう。
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