酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

『よくわかるアルコール依存症』読書感想文(断酒4年197日目)

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 酒を飲まない生活が当たり前になってくると、自分の病さえ忘れて過ごす日々が多くなる。

 

 私は毎日のブログ更新の時に、自分がアル中であることを再認識している。が、あの不快な日常から解放されて爽やかな日々を送っていると、さて、己の病のアル中(アルコール依存症)とは何だったのか、それさえあやふやになって来る。

 

 それで、私は、数か月に一度は、アルコール依存症関連の本を読むことにしている。

 

 先日のブログでも書いた本だが、本日紹介するのは、

『よくわかるアルコール依存症 その正体と治し方(森岡洋[著]/白揚社)』

である。

 この本の良いところは、全体を通して、アル中を抱える家族向けの内容だと言うこと。アルコール依存症の本は、その殆どが、アル中本人に向けて書かれているけれど、考えてみれば、アル中本人は病を否認するので、本は読まないのではないか。

 

 アル中を抱えて困っている家族は一体どうすべきか、アル中に対してどう対応すべきか、そう言ったことが懇切丁寧に書かれている本書は、正に良書である。

 

 この本で、何故断酒が《強い意志》ではうまく行かないのか、納得が行ったので、紹介しよう。実に分かり易く書かれている。

 

 欲求と意志の関係。意志と欲求は力比べをしている。ある欲求があまりにも強くなって来ると、どんなに意志の力が正常でも、その欲求を抑えることは出来ない。つまり、異常に強まった欲求を抑えることが出来なくても、このことで、意志が弱いとは言えない。意志の強弱を判断する前に、欲求の強弱を考慮しないといけない。

 

 アルコール依存症は、飲酒欲求が極端に強くなる病気である。飲み出したら止まらないのは、意志薄弱なのではなくて、飲酒欲求が病的に肥大しているからである。

 

 《断酒意志》 <  《飲酒欲求》 ← 飲まずにはいられない!

 

 《断酒意志》 > 《飲酒欲求》 ← 飲まずに生活できる!

 

 ざっとまとめてみたが、このような解説が書かれていた。なるほど!これなら、分かる!と、私は納得した。どんなに強大な意志の力を持つアル中でも、それを上回る飲酒欲求があれば、負けてしまうのは当たり前である。

 

 もうひとつ、精神の拮抗作用について。

 

 何かをやろうとする時、必ずそれと反対の気持ちが起こって来るが、これを精神の拮抗作用と言う。仕事が忙しいと遊びたくなるし、試験が目前なのに、勉強以外のことをしたくなるし、酒をやめたいアル中の場合、断酒を意識し過ぎると、却って酒を飲みたくなってしまう。これが拮抗作用である。

 

《飲まないぞ!》 VS 《飲みたいな!》

 

 これは、正常な心理なので、酒を断った人が飲みたいと思うのも当たり前なのである。

 

 知識だけで書かれているアルコール依存症の本が多いような気がしているが、この本の著者の森田洋医師は、臨床経験がかなり豊富である。説明が分かりやすい。 

 

 

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