午前中、年上の知人Aさんから携帯にメールが入った。
最近連絡がないので、昨夕、私のほうから入れておいたメールへの返信だった。
Aさんによると、昨夕、ちょうど私からメールが入ったのと同じタイミングで、私も知っている共通の知人Bさんから、飲みに行こうと連絡があり、夜、繰り出したのだそうだ。
Aさんは、Bさんと二人で、某繁華街の、おやじが集まる居酒屋で、焼酎3杯飲んだら酩酊してしまい、その後の言動ははっきり覚えていないのだそうだ。で、そこで帰ればいいのに、場所を変え、二軒目の飲み屋へ。
そこで、AさんとBさんは、諍(いさか)いを、おっぱじめたという。聞いてみると、その元は、実に取るに足らぬこと。私も知っているが、Aさんは飲んでも大人しいが、Bさんは、酒癖が悪く、酔いが回ると、誰彼なく、絡む。私は、こういう人はイヤなので、それが分かってから、酒席を共にすることは無くなったが、Aさんは人がいいから、誘われると断れないみたいだ。
で、あー言っただの、そうじゃない、こー言っただので、ケンカになり、なんだか険悪な雰囲気で別れたのだそうだ。しかも、Aさんは、酔っていて、自分が相手に何を言ったのか、相手から何を言われたのか、断片的にしか思い出せないのだと。
でも、Bさんが、同じく酩酊しつつも、頭に来た内容を、別の人に送ろうとした携帯メールが、酔っ払いならではの切ない誤送信で、ナントAさんの携帯に入り、内容を読んで、愕然としたという。
本人は、昨夜のとんでもない大失態を反省しつつも、今日は二日酔いで動けないのだそうだ。そんな状況で、情け無いと、私に愚痴メールがきたわけだ。
もともと、酒の上での「言った言わない」議論ほど、無意味なものはない。世ではこれを水掛け論というが、私からすると、酒掛け論だ。だって、一番肝心な脳みそに酒をジャブジャブ掛けながら話してるんだものね。
議論に参加している人が皆酒を飲んでいるなら、それは、単なる酔っ払いの言い合いに過ぎない。大体、どれほど白熱したって、翌日には誰も、その詳細を覚えていないんだから。
酒の上でのケンカなんて、下らない。いい大人が。
でも、お互い、気まずい思いは、一生消えないんだよなあ。
あー、いやだねー。酒飲んでいいこと、何もないのに、なぜ飲むのかね?
(おいおい、良く言うよ!そういう君も、31年間も酒飲んでたんじゃねーかよ)
因みに、Aさんは、私よりかなり先輩。来月で還暦だ。Bさんは、私と同い年。
それにしても、50過ぎのオヤジ同士が、酒飲んでケンカしてんじゃねーよ!と言いたい。
そんなわけで、今日聞いた知人の酒の上でのケンカを教材に、酒の怖さと断酒のメリットを学ぶことが出来て、良かった!
そして、半年前に酒を断った自分のことを誇りに思う、もう一人の自分がいる。
そのもう一人の自分が、呟く...
『人間、年齢を重ねて、中年から初老に入ったら、先ず酒を断つことが肝要だね。もうこの歳になると、過ちを償うにしても、残された時間も費やす力も少なくなっているから。断酒すれば、酒での失敗は避けることが出来る』
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐに反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>