飲酒という行為を、適度なところで切り上げられない私。酒を断って、今日で320日。長かったような、短かったような。
今年に入って、仕事始めの週末、下記のようなニュースを読んだ。
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今月の9日午前1時過ぎごろ、JR日暮里駅で、終電後に線路の点検をしていた駅員が、山手線ホーム下の待避場所で男性が頭から血を流して倒れているのを発見。警視庁荒川署の調べでは、男性は都内の会社員Aさん(47)で、病院で死亡が確認された。同署はAさんが誤ってホームから転落し、この電車にはねられた可能性が高いとみている。Aさんは新年会から帰宅する途中で、ホームを1人で歩いている姿が駅のカメラに映っていた。
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Aさんが酒を飲んでいたのは確かなようだ。どの程度酔っていたのかは分からないが。
私も、外で飲みすぎたとき、どうやって家に帰って来たのか全然覚えていないことがしょっちゅうあった。翌日、一緒に飲んでいた人に聞くと、のみすけは、かなりの酩酊状態で、電車のホームもフラフラしていて危なかったから、取り敢えず、電車に乗せて、空いている席に座らせて、「大丈夫か?」と聞いたら、「ん。大丈夫」と答えたから、そこで別れた、という事が何度もある。
私が今生きているのは、たまたま運が良かっただけだ。電車だけでなく、泥酔して危うく大怪我をしそうになったりしたことが何度もある。
Aさんは、その日の朝、普通に家を出たんだろう。家族があれば、「会社の新年会で、帰りは遅くなるよ」とひとこと言い残したかもしれない。家族は「あんまり飲み過ぎないでね」と返したかもしれない。
一日の業務をこなし、居酒屋で新年会が開催され、二次会、三次会まで流れたのかな。酒好きな人は、二次会、三次会も出る。私もかつて常連だった。
そんなことを考えると、間接的とはいえ、酒に命を奪われてしまったんだなーと、切なくなる。
一晩の、極普通にありふれた飲み会が、今生の別れになるなどと、誰が思うだろうか。
私はここで、だから酒が悪いとか、酒なんか飲むなとか、酒の悪口を言いたいわけではない。ただ、事実として、そういうことが起こる世の中なのだ、ということ。それを考えただけ。
Aさんのご冥福をお祈りする。
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