今日は、用足しに出かけた時、往路、復路、それぞれの電車で、それぞれ一人、酒を飲んでいる人に遭遇した。
往路:
乗り換えた電車で、席が空いていたので座ったら、靴がベタベタ床に張り付いた。見ると、足元に酎ハイの缶が転がっており、その中身が床一面に均一に広がっていた。まだ少し残っている。
向かいに座っている私と同輩くらいの男が、突っ伏したような姿で眠っている。靴が濡れている。どうも、その男が手にしていた缶が、落ちて転がったようだ。
呼び出し音かアラーム(?)が鳴り、その男は、顔を上げ、胸ポケットからスマホを取り出した。青白く浮腫んで、ヤバイ目付きだった。フラフラとした足取りで、転がった缶をじろりと横目に見ながら、下車して行った。
復路:
始発駅から座れたので、本を取り出して読んでいたら、発車寸前に、重そうなレジ袋をぶら下げた、30代くらいの男性が私の左隣りに座った。既に片手にプルタブを開けた缶ビールを持っており、飲んでいる。
プーンと、例の匂いが鼻を突く。
(うわ!臭い!けど、ちょっぴりうらやましい。。。いかん!いかん!)
この人は、1本飲み終わると、レジ袋から次のを取り出し、また飲む。時々、意味もなく私の方を見て、息を吐く。
(うわ!臭い!けど、ちょっぴりうらやましい。。。いかん!いかん!)
と、下車する駅まで、こんな感じだった。
そこでなぜか浮かんだのが《羮に懲りて膾を吹く》という諺だった。
----------------------------------------------------------------------------
故事ことわざ辞典より
【読み】あつものにこりてなますをふく
【意味】羮に懲りて膾を吹くとは、前の失敗に懲りて、度を越して用心深くなることのたとえ。
【注釈】熱い吸い物で口をやけどした者が、なますのような冷たい料理も吹いて冷ますという意味から。
多く、なにもそこまで用心深くなる必要はないのに、というあざけりの気持ちを込めて使う。
【注意】「熱いものに懲りて膾を吹く」というのは誤り。
「念には念を入れる(慎重すぎるほど注意する)」の意味で使うのは誤り。
----------------------------------------------------------------------------
私は、なにもそこまで用心深くなる必要はないのに、と、自分をあざけっているのかもしれない。
上の注釈を、私に当てはめれば、酒を飲み過ぎて大失敗した者が、隣で飲んでいる人の酒の匂いをさえ、嗅ぎたくない、ということかな。
まー、酒に関しては、前の失敗に懲りて、度を越して用心深くなる、くらいがちょうどいいと思う。
さて、今日は、近所に植えられていたバラを何枚か撮影したので、どうぞ。バラの名前が、それぞれ下の方に書いてあり、とても感動した!
↑んー。これだけ、名前が不明。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)