最近気付いたことがある。私もそうだったし、現在進行形でもあること。
ある程度の期間、断酒が成功してくると、それまで酒に費やしていた時間が浮いていることに、ハタと気付く。
そこで、さて、この時間をどうしよう。何かやらなければ、と思う人が多いようだ。私も、断酒に慣れて来たころ、このままでいいのだろうか、何かしないといけないかな、というような、ちょっとした焦りのような感覚に襲われた。
ここで、唐突だが、ちょっとだけ、替え歌。
(何の歌か分かる人は、流行に乗ってる…かも!?)
♪酒やめて何しよう
自分で決めよう
ずっと一人でいると
何かしなきゃと焦っちゃう
(頑張れダンシュ!)
で、♪酒やめて何しよう?この時間どう過ごしたらいいの?
私が出した結論から先に言うと、そのまま、今のままで良い。何か特別なことを始める必要もない。先ずは、焦らず、じっくりゆったりと取り戻した時間を贅沢に味わうのが一番いいと思う。今まで、酒に奪われていた時間を、全部シラフの自分の手に取り戻したわけだから。
行儀が悪いけれど、居眠りひとつだって、アルコールが残る頭と、シラフの頭では、その質が断然違うのだ。私はよく移動中の電車の中で居眠りをするが、シラフの居眠りは、極上の時間である。酔っ払っている時の居眠りは、かなり危険。私は何度も終電車を乗り過ごしてしまったことがある。。。
心が落ち着いてくれば、自然と何か始めたくなるのが人間だから、何もしない日々を過ごしながら、その時を待てばいいのではないだろうか。その時期が到来したら、酒代は浮いてお金はあるし、飲酒に使っていた時間は自由に使えるし、シラフの頭はバッチリ働くし、いつの間にか準備万端、やりたいことは何でも出来る!
ブログやTwitterで知り合った断酒仲間の人の経過を、ブログ内容やtweet内容から見ていくと、私を含め、皆さん非常に似ている。
えぇーっと、誤解を恐れず、言わせて頂くと、皆さん、先ず真面目で知的。色んな事を知っているし、文章もしっかりしているし、周囲への気遣いがきめ細やか。どことなく、心理学でいう所のタイプC性格の人が多いような気がする。
因みに、タイプCの人は、いわゆる「いい子」で自己犠牲的であり、周囲に気を遣い譲歩的、我慢強くて怒りなどの否定的な感情を表現せずに押し殺す、真面目で几帳面といった特徴を持っているそうな。ちょっと怖いのだが、癌になりやすい性格傾向だとされている。
(もし興味のある方は、この他に、タイプA性格と、タイプB性格があるので、どんなものか、ご自分でネット検索してみてほしい)
私を含め、多くの人の辿る(?)断酒経過... 最初は、酒を断つことに精一杯で、日々があっという間に過ぎていく。毎日、飲みたい、苦しい、という文言が多い。ところが、ある期間を経ると、そのうちに、とっても一日が穏やか、とか、体調が断然いい、とかいう内容に変化してくる。
そしてついに、ある程度酒断ちに慣れて来た頃、有り余る時間に気付くようだ。それは、脳がアルコールから解放され、飲酒習慣から解き放たれ、覚醒した証拠のような気がする。だって、そのような前向きな、時間に対する焦りは、飲んだくれていた頃は、これっぽっちも無かったはずだから。
そんなわけで、繰り返しになるけれど、酒をやめたからと言って、何か義務のように始める必要はないし、ゆったりと時間を過ごすのがいいと思う。
ただ、やることがなく手持無沙汰で、ついついまた酒に手が出ても、本末転倒なことになってしまう。そんな時、私のお勧めは、外へ出て行う、散歩、ウォーキング、スロージョギング、ジョギング、サイクリングなどの、ある程度時間は掛かるけれど、身体への負荷が軽い有酸素運動である。お試しあれ!
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