飲酒運転関連のyoutubeを見ていたら、たまたま、目を背けたくなるような映像が目に入った。
これは、アメリカで放映されている、飲酒運転防止のCMだそうだ。
『私はジャクリーン・サブリード(Jacqueline Saburido)です。
これは、飲酒運転のドライバーに衝突される前の私の写真です。
炎に焼かれる前、二人の友人が死ぬ前、40回以上の手術を受ける前。
これは、私の生活が大学の他のみんなと同じだった頃。
そして、これが、飲酒運転のドライバーに衝突された後の私です』
youtubeには、この短い映像だけではなく、彼女の事故前の写真と、事故時の様子などを詳しく映しているものが、いくつもある。テレビ局に呼ばれ、出演した時の映像もある。飲酒運転事故の被害者になって、人生を台無しにされた女性が、自らその姿を公に曝すことによって、飲酒運転撲滅の運動をしているのだそうだ。
ジャクリーン・サブリード(Jacqueline Saburido)さんは、1999年にテキサス州オースティンで起きた飲酒運転事故の被害者である。1978年生まれなので、事故に遭ったのは、21歳の時か。
加害車両を運転していたレジーという青年は、ハイスクールのシニア(日本だと高校3年生)で免許取り立ての17歳。彼は、友人たちと酒を飲んだ後、SUVで自宅へ向かった。飲酒運転だ。
ジャクリーンさんの車には、女性ばかり3人が乗車。
レジーの運転する車は、センターラインを越え、ジャクリーンさんの車に正面衝突。ジャクリーンさんの車はクラッシュし、炎上した。友人の女性二人はその場で死亡。ジャクリーンさんはダッシュボードに足を挟まれて脱出できず、そのまま車が炎上した。救出されるまでの45秒間もの間、焼かれて、髪も顔も溶けてしまったそうだ。全身の60%が火傷。
レジーは、裁判で罰金2万ドルと禁固7年の刑を宣告され、刑に服す。2008年には釈放されている。しかし、被害者で何の罪もないのに、ジャクリーンさんの刑は、一生続く。
以上のことは、ニコニコ大百科より。
日本では、飲酒運転事故は、新聞とかテレビのニュースで報道して、それで終わりだ。後は、警察が取り締まりを強化するとか、例の役にも立たない「飲んだら乗るな 乗るなら飲むな」みたいな標語を掲げて、飲酒運転防止キャンペーンみたいなのをやっているが...
事故前の、ぴちぴちと弾けそうに健康な顔と身体が、勝手に酒を飲んで、勝手に酔っ払い、勝手に飲酒運転をした犯人によって、めちゃくちゃに破壊されてしまった。日本でもアメリカでも飲酒運転事故の刑は、軽いんだなー、と、げんなりした。
それにしても、毎日のように飲酒絡みの事件・事故のニュースが絶えない。国は酒税を使って、酒造メーカーは、その利益の中から、もっと、飲酒の危険性を訴える啓蒙活動にカネを使ってほしいものだ。
造りまくり売りまくり飲ませまくり酒税徴収しまくり利益上げまくり・・・しときながら、自分らが種を蒔いた酒毒&酒害については、事故なら警察、怪我と病気は病院へお任せ!だもんなぁー。
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