昨日のこと。
うちのかみさんは、朝からにこにこしていた。トテモゴキゲンナノダ。
それは、何故かと言うと、夕方から飲み会があるから。息子がかつて所属していた、少年野球のママさん・パパさんたちが集まる、「暑気払い」と言う名の飲み会だ。
話を進める前に...かみさんと書くと、この記事で頻出する単語としては、長い。家内とか妻とか奥の神というのも、どうもピンと来ない。ワイフというのもヘンだ。やっぱり、かみさんなので、かみさん=Kということで、アルファベットひとつに省略させて頂く。
何度も書いていることだが、Kは生来の下戸で、酒は飲めないから、飲まない。恐らく、結婚前後、私が試しに飲ませてみたビールとワイン、それぞれおちょこ一杯程度が、彼女の生涯飲酒量かもしれない。
当時のことを思い出すと、何しろ、ビールをほんのひと口、飲んだというより、口に含んだ程度で、Kの顔は見る見るうちに顔が真っ赤に染まり、それを見て私は慌てふためいたものだ。こんな人間も世の中にいるのか!?という感じだった。Kも、飲めないから飲まないのに、その時は何故飲んでみたのだろうか。今となっては分からない。
ところが、人間と言うのは面白いもので、そんな下戸であるKは、ことのほか飲み会が好きである。これは、どういう心理状態なのか、今でも私にはよく分からない。これまで何度かこのことを書くために、Kにインタビューをして来たが、結局、やっぱり分からない。
昨夜の飲み会でも、周囲は酒を飲み、Kだけがソフトドリンクだったそうだ。18時ごろ出かけて行って、帰宅したのが、午前様だったので、のんべーたちにずっとお付き合いしていたようだ。私が、一旦目覚めたとき、0時を過ぎており、Kは、台所で何かやっていた。
「どうだった?」と私。
「え!?楽しかったよ」とK。シラフだから、速攻で的確な返答があった。
その時の会話は、これだけだった。
そんなKに、今朝方改めて話を聞いてみたら...
のんべーママ友の一人Aさんは、体調を悪くして、激ヤセしていたそう。元気な頃の姿しか知らないので、そのやつれた姿には驚いたそうな。
もう一人ののんべーママ友Bさんは、先日、プールだか海だかへ泳ぎに行き、酔っ払って転んで腰をどこかに強かぶつけて、現在医者通いをしているのだとか。
私:「それさ、Aさん、酒の飲み過ぎだよ。肝臓やられてるんじゃない?」
K:「そうかもねー」
私:「Bさんは、前から酔ってそんなことばっかりやってるね」
K:「そうそう」
私:「で、二人ともさ、少しは酒を控えて飲んでたの?」
K:「うぅん(と首を横に振り)相変わらず、ガバガバ飲んでたよ」
私:「ぎゃぁ~っ!それ、もうアル中だなぁ」
もちろん、参加者の殆どは、適正飲酒している人だったそうだが、Kの話を聞いていると、世の中、酒に囚われている人が如何に多いことかと、ため息が出てしまった。
私は、今年一度も飲み会に誘われないし、出たこともない。Kもそれほど飲酒(?)機会は多くもないが、平均したら月に一度くらいの頻度で今回のような飲み会に出席している。毎度、二次会、あれば三次会にも行くが、どんなに遅く帰ってきても、一滴も酒を飲まないその顔はもちろん、あっさりシラフである。
本日のタイトル『飲み会で最強なのは飲まない人?』という疑問だが、何だか、その通りかもしれないと、私は思っている。
どんなにはしゃいでも、どんなに騒いでも、それがアルコールの力を借りたものであれば、醒めてみたら覚えていない。ところが、Kのようなシラフの人は、のんべーたちと同じように楽しみ騒ぎつつも、帰宅後は、それを引きずっていないのだ。あれはあれで終わり、という感じで、しらっとしている。
Kの行動から思ったのは、飲み会では、酒を全く飲まない人が、最強なのではないか!?という事だ。これは、身近にあって今まで気付かないでいた、常識を覆す発見だ。これまでの私の考えでは、飲み会で最強なのは、酒に強い人、だったから。
ただ、全く酒を飲まない人間が、飲んだくれ連中の中で、何が楽しいのか、今もって私にはよく分からない。義理で出ているのではなく、いつも楽しんでいるのだから、不思議なのだ。
さて、本日はオマケということで...歌の競演を催し候(笑)
いつもコメントを下さるNoSakeSince20131225さんの歌に、私が返歌をするという趣向で。
NoSakeSince20131225さん作:
『その酒を 飲んでくだ巻き いつの日か 周りは去りし われただ一人』
のみすけ作:
『酒断ちて 日が過ぎるごと 我が周り 賑やかになり 人生楽し』
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