『井の中の蛙大海を知らず』
辞書によれば、知識、見聞が狭いことのたとえ。また、それにとらわれて広い世界があることに気づかず、得意になっている人のこと。狭い見識にとらわれて、他に広い世界があることを知らないで、自分の住んでいるところがすべてだと思い込んでいる人のことをいう。
この諺は、誰でも知っている。誰でも知っているけれど、飲んだくれの人は、自分が井の中に居る蛙である事を意識していない。
井戸の中は酒。いつも底に浸かって、見上げればぽっかりと、井戸の穴の大きさの空しか見えない。その空間と、見えている空だけが、自分の酒の世界。
酒の井戸から這い上がって、飛び出してみると、その世界の広さに驚き、明るさに目が眩む。
酒を飲み続けていたら分からない沢山の事が、やめてみて暫く経つと、分かるようになってくる。
やめてみて分かった酒のコト・・・とは、飲酒のバカバカしさ。
「飲酒 ニュース」とか「飲酒 事故」などとキーワードを入れて、検索サイトを見てみれば、連日のようにいい歳をしたおっさんが逮捕されている。飲酒運転が多い。
例えば、先ほど検索したほやほやの結果だが...事件はここ数日のこと、しかも検索結果の1ページ目に出て来る。
①龍ヶ崎地方衛生組合施設課の男性課長(56)が今年4月に飲酒運転し、道交法違反容疑で取手署に摘発され、6月に免許取り消し処分となった後も無免許運転を繰り返していた。
②長野県信濃町古間にある町長選の新人候補(65)の事務所に軽トラックが突っ込み、中にいたスタッフ4人が軽傷を負った。長野中央署は、運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(酒酔い運転)の疑いで、運転していた男(65)を現行犯逮捕した。
③酒を飲んで乗用車を運転し、事故を起こしたとして、愛知県警は21日、刈谷署交通課の警部補(54)を道路交通法違反(酒気帯び運転など)の疑いで書類送検し、発表した。県警は同日付で懲戒免職にした。
56歳、65歳、54歳、あれま、みんないい歳をしたおっさんばかり!
バカバカしいね!
この人たちにとって、酒とは一体何なのだろう。
①の課長は、飲酒運転で免許取り消し喰らっているのに、無免許運転とは!恐らく性懲りもなく、酒は飲み続けているのだろう。②の人は、65歳!もうおじいちゃんと呼ばれてもいいトシして、軽トラで飲酒運転。③の人は、現役の警部補である!
酒飲んで酔っ払って車運転したらどうなるかなんて、子供のほうが良く分かっている。
酒を飲む義務が有るわけでなし、誰かに飲んでくれと頼まれているわけでなし、飲まなければ身体に悪いわけでなし...ただ勝手に飲んで酔っ払って何やらしでかして、それでも、飲酒という行為をやめられなくなっているわけである。
断っておくが、もちろん、バカバカしいのは、飲酒は飲酒でも、問題飲酒のコト。楽しんで、綺麗に決めた量を飲んでおられる方は、素敵な飲酒でしょう。
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