久しぶりに、映画の話題から。
昨年日本公開されたジョニー・デップの「トランセンデンス」を、最近DVDで観賞した。
ジョニー・デップが、人工知能を研究開発するコンピューター科学者のウィルの、レベッカ・ホールが、その妻エヴリンの役。
研究の成果で、コンピューターに構築された人工知能PINN(ピン)が、人間以上の力を持ちつつあったが、反テクノロジーの過激派組織のテロに合い、ウィルは放射性物質の凶弾に倒れ、即死はしなかったものの、数週間の命。
エヴリンは死につつある夫ウィルの脳内をスキャンして、その意識をPINNにアップロードする。肉体は死んでしまったが、ウィルはコンピューター内の人工知能として復活した。インターネットであらゆる情報とつながり、驚異的な進化をし、世界を脅かし始める。
ウィルの暴走を止めようと、最後に、エヴリンが犠牲となって、PINNの中の人工知能ウィルにウィルスを送り込むことによって、事態は収束へと向かう。ここでウィルスと表現されているものは、簡単に言うと、ある種のプログラムである。
この映画のストーリーで、ふと閃いたのだが、ある意味で、アルコール依存症は、脳に飲酒ウィルスが送り込まれ取り憑いた状態だと言う事だ。
酒を飲みたくてたまらないのは、脳内の飲酒ウィルスが活動しているからである。
この飲酒ウィルスを、自分の頭の中から駆除し、切り離すイメージの練習をしてみたら、どうだろうか。
ウィルスと表現してきたが、パソコンやスマホに入り込んで悪さをする、悪意ある人が作った巧妙なプログラムは、総称してマルウェアと呼ばれる。その中で更に、ウィルス、ワーム、スパイウェアなどに分類される。
しかし、私たちの頭に入り込んで激しい飲酒欲求を起こすのは、ウィルスと呼んだほうがしっくりするので、飲酒ウィルスと言う事にしておく。
私達の脳に取り憑いた飲酒ウィルスは、何とか宿主にアルコールを取り入れさせようと、画策し、活動する。駆除は出来ないものだろうか?
飲酒ウィルスの駆除は、出来ない。が、大人しくさせることは出来る。子供の頃見ていたゲゲゲの鬼太郎の話を思い出したが、鬼太郎は、ある妖怪をやっつけずに封印したことがあった。
断酒を継続することによって、飲酒ウィルスを封印することは可能だ。
封印された飲酒ウィルスは、再飲酒というトリガーによって体内に浸潤して来るアルコールを検知すると、いとも簡単に活動を始めるので、気を付けなければならない。
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