東京駅で飲酒後の口論の末、同僚(54)に傘で目を突かれ、その先端が脳にまで達して、意識不明の重体だった男性(55)が亡くなった。
この事件には、飲酒が深く関係していることは、明らかである。加害者をA、被害者をBとして、話を進める。
その日、A、B含め、その他数人の同僚が、会社帰りにいつものように酒を飲んだ。店を出て、駅へと向かう途中、AとBが口論になった。Aは腹の虫が収まらず、思わず手に持った傘を振り上げ、Bを突いた。
酔いから醒めたAは、何を思ったことだろうか。もちろん大酒して酔ったことを後悔しているだろうが、ひょっとして、何故自分がそんな行動をしたのか明確に覚えていないかもしれない。
酒に酔うことの恐ろしさは、エタノールが脳を支配している間は、本来の自分が存在していないこと、である。ひどく酔っ払った深夜の言動は、酔い醒めの朝、どんなに脳味噌を絞ってみても、何も覚えていないのだ。そのことに愕然としたことが、私は何度もある。これは、ブラックアウトと言われる。
ブラックアウト、これが、泥酔と覚醒の間に横たわる闇なのだ。
その闇にいた間、確かに自分は生きていて、何らかの行動をしているのだが、後からしっかりと思い出すことは出来ない。ぼんやりと、何かしたことくらいしか記憶に残っていない。
それこそ、その闇にいた間に、車を運転したかもしれない、人を轢いてしまったかもしれない、痴漢を働いてしまったかもしれない、セクハラをしてしまったかもしれない、万引きをしたかもしれない、駅員を殴ってしまったかもしれない・・・
このように考えてみると、《酒に酔う》状態は、人生を左右するほどの危険性を孕んでいると言える。もちろん、酔いの程度に寄ろうが、しかし、そのとば口は、その日に飲むたったコップ一杯のビールかもしれないのだ。
ブラックアウトを何度も繰り返すような飲み方は、脳にかなりのダメージを与えるので、若年性認知症の原因となるようだ。ブラックアウトを繰り返す人の脳をMRIで診断すると、ラクナ脳梗塞という小さな脳梗塞が多く見つかるそうである。私の脳もラクナ梗塞だらけのような気がするなぁ...とほほ。
ところで、今日は、早起きして、歩く会に参加してきた。炎天下、恐らく30度は越えていただろう。アップダウンの激しいコースを、約10km歩いて来た。
(狭山茶の名産地ならではの茶畑!電柱みたいなのがにょきにょき立って、その先端に扇風機の羽根が付いている。さて、何のために?と詳しい人に聞いてみたら、主に冬の霜よけなのだそうだ。こんな小さな羽根で空気を攪乱するだけで、効果があるとのこと。)
滝のように汗が流れ落ち、その分を、家から持参した麦茶やら、スポーツドリンクやら、ほうじ茶やらを飲んだ。トータルで、2リットルくらいは飲んだかな。
一緒に歩いた人たちは、健全な飲酒者のようで、歩きつつ、ビールの話やら、焼酎の話やらしていた。私は、そろそろ終点が見えて来ても、駅に着いても、電車に乗っても、家に着いても、全然それらアルコール飲料は浮かびもしなかった。
写真を何枚かどうぞ!
(森の中を歩いていたら、突如出現した大きな像。なんだこりゃ!)
(昼食を食べた場所・・・どこかな?)
(↑↑↑正解は鐘撞き堂。心地良い風が吹いて来て、とても気持ち良く昼食を摂ることが出来た。歩く日の私は、一日二食である。)
(飲んだくれ生活を改めよう!「親や大人の姿を見て子供は育つ」
うっすらと全身像が写っているのが、ブログを書いてるのみすけです。思いっきり、ガニ股&O脚おやじですな(笑))
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