今日、ネットのあるニュースで、はは~ん、やっぱり、と腑に落ちて、ちょっとクスッとした。
それは・・・
とある居酒屋チェーン店で、客に、計151杯分の、アルコール製剤割りの酎ハイを提供していたことが判明したそうな。
店員のミスだと言うことで、店側は謝罪し、飲んだ客には返金に応ずるとのことだ。本来割る元が焼酎だったはずが、アルコール製剤になってしまっただけなので、健康に害はないそうだ。
このニュースを読んで、飲んだくれ時代の私なら、何と言う事だ!と憤慨しただろうが、今の私は寧ろ、飲んだ客の側に視線を向ける。151杯提供されたと言うことは、1人2杯飲んだとしても約7~80人、もちろん1杯だけの人もいるだろうから、ざっと100人くらいの人が飲んだのかな。
酎ハイの味は、すだち、スイカ、白桃おろし、レモン、ゆずはちみつ、ピンクグレープフルーツだったそうだ。
割る元が、焼酎だろうと、食品添加物のアルコール製剤だろうと、主成分がエタノールなのは同じことで、これに上記のジュースのような味を付けて、「はい!酎ハイ!」と言って出されれば、「ん~!うまいな!」と、こうなってしまうのである。
要するに、エタノールが混入しているものが酒なのだ。逆に言えば、味がどんなに近くても、エタノールが入っていなければ、酒ではない。
酒を嫌いになろうと、好きなままでいようと、それはその人の考え方ひとつなので、自分のやり方で断酒をしてほしいが、酒そのものの正体とは、どんな高級な酒であろうと、何を原料にしていようと、どんな飲み方をしようと、ずばり、エタノールだと言うことを、きちんと認識する必要がある。
酒が美味いのは、錯覚であって、何故酒を飲みたいかと、己に問うてみれば、実はエタノールで脳を麻痺させる感覚を味わいたいだけなのだ。それに尽きる。
人を虜にして放さない魔力を持つ化学物質エタノール。これまでこの物質の作用により、何人の人が人生を台無しにしたのか。などと、グルグル回る地球を、遥か宇宙から眺めるような感覚で、考えてしまった。
エタノール。飲む以外の用途で、活躍してほしい化学物質である。
(※お知らせ・・・本日は珍しく2記事UPしたので、「断酒3年154日目その1」もあり!)
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