そろそろ年末ムード全開のこの時期だが、3年前の、断酒初年度の年を思い出す。
巷では忘年会の季節で、飲めない自分でいることが、かなりきつかった。
それは、酒を飲みたい気持ちが強かったからである。ブログでは、なんやかやと、酒害を並べては、飲まないほうが良いと、己を鼓舞しつつ、ブログに集って下さる方々と励まし合っていた。
あれから3年。今はどうだろうか。
飲酒欲求がゼロかと問われれば、ゼロとは答えられない。先日も書いたが、寒い日にふと熱燗やら焼酎のお湯割りが浮かんだり、運動した後や風呂上がりなど、ビールを飲みたいなと思うこともある。
どうしても飲みたい、飲みたくてたまらない!と言うような強烈な飲酒欲求は既に無く、ふと飲酒していた頃の酒の味を思い出すと、ちょっとだけ飲みたいな、が軽く頭を過るだけだ。
いつも、ほんの少しでも酒や飲酒が心に去来した後には、飲んでひどく泥酔した日と翌日の記憶を呼び戻すようにしていた。条件反射である。酒の良い思い出ではなく、最悪の思い出を、飲酒欲求の後に鮮明にリアルに思い出すようにしていた。
飲んで酔って楽しかった記憶だけ呼びさましているから、飲みたくてたまらないわけであり、それとセットの、最悪の酒毒の記憶もきちんと脳に呼び戻し、味わうことが必要である。
それが身体に染みついてくると、酒を見ただけで、嫌な気分になる。飲みたいな、と思っても良いのだ。飲んでいる自分をリアルに想像しても良いのだ。但し、飲んで酔ったその先に何が待っているのか、これもきちんと想像すること。これまでで最も酷かった酒の害を頭に呼び戻すのだ。
こうすれば、飲酒欲求に打ち勝つことが出来る。飲めばどうなるか、自分に良く言い聞かせる。これを、繰り返すことだ。単純だけれど、飲酒欲求が湧く度に、根気よく何度でも繰り返すのがコツだ。
「飲むとこうなるけれど、それでも、こんなもの(酒)を飲みたいのか?」
と、己の心に問えば、
「いらない!」
と、力強い答えが返って来る。
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