昨夜、アルバイトがトラブって帰りが遅くなった娘が、駅からの帰路、酔っ払いおやじ二人組に暴言を吐かれた。
トラブルで普段より1時間も帰りが遅くなって、沈んでいるところへ、飲んだくれて自分たちだけいい気分に酔っぱらった、自分の父親くらいの年代の酔っ払いおやじ達に絡まれたそうだ。
酔っ払い:「おい、姉ちゃん。一緒に食事でもしないか?」
娘:「・・・」(わ!酔っ払いだ!)
酔:「なんだよ、無視かよ。このデブ!」
娘:「・・・」(逃げよう!)
酔:「お前みたいなブスに用はねーんだよ!」
帰宅後、アルバイトのトラブルで遅くなったことと、酔っ払いに絡まれて暴言を吐かれたことを話しつつ、最初は怒っていた娘だが、最後は涙声になって、目からはポロポロと涙が・・・
因みに、娘は太っていないし、ブスでもない。(そもそも私は「ブス」なる言葉は大嫌いである。人の顔は個性である。)酔っ払いは、自分たちを無視した小娘に腹が立ったのだろう。あまつさえ、この酔っ払い共は、脳がアルコールでやられてしまったために、自分たちが誰に何を言っているのか、分かってはいない。
性質の悪いことに、こいつ等酔っ払い共は、娘の心の傷口に塩を塗ったわけである。ただでさえ傷心を抱えて帰路を急ぐ少女に、心無い言葉の毒矢を放つ悪質な酔っ払い。
かつて私もその酔っ払いだったわけで、飲んだくれ当時を回想してみたが、酒を飲んでアルコールが脳に回って泥酔した時、自分が誰に何を言ったのか、翌日思い出すことが出来たことは一度もなかった。
冷静に考えてみれば、記憶を失うほど酒を飲んで酔うことは、実に恐ろしいことではないか。誰かを傷つけたかもしれない。知っている人か、通りがかった人か分からないけれど、自分が何を言ったのか、何一つ覚えていないのだから。
自分だけ脳内に電飾がチカチカ光って、メリーゴーランドがクルクル回って、花火がドンパチしているわけで、そんな頭の酔っ払いの口から出る言葉にトゲがあり毒があるのは当たり前かもしれない。
酔っ払いに傷つけられるのは、赤の他人ばかりではない。家庭内では、配偶者が、その夫か妻から、子供が、その父や母から、酔っぱらった挙句の暴言に傷つくことがあるだろう。外で酔っ払いに絡まれたならば、逃げることが出来るけれど、家の中で身内から吐かれた言葉からは逃げることが出来ない。それが日々繰り返されれば、傷は、深くなるばかりだ。
もし、あなたが、酒を飲んだ日の翌日に、前夜の記憶が無い経験を一度でもしたことがあるならば、即刻断酒することをお勧めする。
私は、自分の問題飲酒に気付くまでかなりの年月を無駄にしてしまった。この経験上からも、なにしろ断酒は早いほうが良い。出来得るならば、最初から酒なんぞ飲まないに越したことは無い。
酒を断ってからは、街を歩いている時、特に夜中だが、酔っ払いには注意することだ。もし酔っ払いを発見したら、十分に距離を置くことと、無視することだ。彼ら酔っ払いに素面の人は関わってはいけない。
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