飲酒運転のニュースは、毎日のように目に付く。
もうひとつ、最近特に報道が多くなったと感ずるのは、混雑した電車内での痴漢行為を疑われた男性の行動に関してだ。とても他人事とは思えない。
本当にやったのかやっていないのかは別にして、男性には不利な点が多い。痴漢行為に関しては、被害を訴える女性の方に最初から部があるからだ。
こうした報道に接する度に、私は、かつての飲んだくれ時代を思い出して、青ざめている。
もしも、何軒かハシゴしてへべれけに酔っ払い、辛うじて終電に飛び乗ったとする。(かつては、こんなことはざらだった・・・)
座席が空いていれば、当然座り、寝てしまう。脳内にアルコールがたんまりと回って、眠りこけていたら、いきなり肩を揺さぶられる。
駅員:「もしもし!お客さん!起きて下さい!」
のみすけ:「え!?」
駅員:「あなた、こちらの女性の身体触りましたね?」
のみすけ:「え!えぇー!?なんのことですか?」
駅員:「ちょっと、事務室まで来ていただけますか?」
のみすけ:「オレは、寝てただけで、何もしてないよ!!」
駅員:「こちらの女性が痴漢の被害を受けたと言ってますから」
女性:「まったく頭に来るわね!あなた、私の胸触ったでしょ!」
哀れ、のみすけは、駅員にむんずと腕を掴まれ、ヨタヨタとヨレヨレと、駅の事務室へと連れて行かれる。そこから先は、想像するだに、鳥肌が立つ。
こんな感じで、泥酔時の記憶が無いことが仇になる。ほろ酔いを越えた酔い方をした場合、記憶がはっきりしない。これは、恐怖以外の何物でもない。私の場合、大体、終電の終点で眠りこけたままでいるところを、「お客さん、終点ですよ!」と、車掌に起こされるのが常だった。
もしも、このような事態になった時、犯罪か、冤罪か、やったのか、やってないのか・・・
全くの素面であれば、例え寝ていたとしても、毅然とした態度で対応することが出来る。が、泥酔状態であれば、何が何だか分からない内に犯罪者に仕立て上げられてしまうはずだ。
酔っ払いは、最初から疑われる。酔えばスケベになり、何をしでかすから分からないと、誰だって思っているわけで。真っ赤な顔をして、酒臭い息を吐いて必死に抗弁すればするほど、こいつは怪しい!と疑われるのがオチだ。
あぁ~哀れなり、酔っ払い。
と、このようなことをつらつらと考えるに、断酒している今の自分ならば、先ず大丈夫だと、ほっと一安心しているのである。
酒を飲み、酔っ払い、記憶を失くし、信用を失くし、疑われ、下手すると二十日間くらい拘留され・・・酒を断っていなかったら、私の身に起こっていたかもしれない。
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