断酒3年目くらいまでは、断酒に必要なのは、断酒への決心と、その効果的な方法(いわゆる酒のやめ方)だと思っていた。
世には実に色んな酒のやめ方があって、酒を断つことさえ継続できるのなら、どの方法でもOK!のスタンスでいた。極端な話、酒以外の数か月分の食料を持参して、無人島でキャンプする方法でも、断酒は出来るだろう。
自分が酒を断つときに、酒害を徹底的に調べ、酒を悪役に仕立てて、心底酒を嫌うやり方でうまく行ったので、この《酒の悪口療法》を世に広めて、これから断酒する人に、役立てて貰おうと、思案していた。
それが、断酒4年目の昨年の晩秋頃から、断酒に本当に必要なのは、断酒仲間であることが分かって来た。
具体的には、昨年の初オフ会で、ブログ読者の方とお会いした頃から、私の考えは変わって来た。
各地の方とお会いしたけれど、皆さん、明るく活き活きしている。私と同じような考え方で断酒がうまく行った方もいれば、そうではない人もいるわけで、断酒の方法などは、大したことではない。
それでは、皆さんは何を求めてオフ会に参加されたのだろう?
それは、酒を断っている仲間に会いたい、ただそれだけの、純粋な気持ちなのであった。
話してみると分かるけれど、アルコールに毒されていた頃の苦い経験や、断酒初期の頃の酒を断つ辛さなど、大方の人が似たり寄ったりであることから、実に話が合う。だから、楽しい。
コメントを通してやり取りしていたから、物理的には(?)初対面ではあっても、ネット上では既に知り合いだったわけで、この辺りも、話が盛り上がる要因だろう。
医療機関でも、アルコール依存症の治療と並行して、自助の会への参加を勧めているそうだけれど、断酒会やAAで、断酒の仲間に定期的に会うことが、断酒生活の維持には力となるようだ。
私は、初期の頃、日々ブログに頂いた励ましや共感のコメントが、断酒継続の力になった。言わばネット上の断酒会のようなものだった。
そう、断酒に本当に必要なのは、《断酒の方法》とか《断酒のやり方》ではなくて、《断酒仲間》なのである。
最近はないけれど、数年前は、アメリカ在住の方、ブラジル在住の方などからもコメントを頂いたことがあり、インターネットの威力を大いに感じた。
ネットを使って、日本中、もっと広く、世界中の断酒仲間とつながることが出来れば、素晴らしいなと、夢想しているところだ。
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