私は、断酒しているくせに、断酒が嫌い。
何が嫌いって、《断酒》と言う漢字が嫌いなのだ。
世の中、飲酒に問題を抱えた人には、断酒しなさい、と言う。
どうも、《断酒》はお仕着せの言葉のようで、私には違和感がある。
それと、誰かに命じられてする行為としての断酒は、絶対に続かないってのも。
けれども、酒を断つ言葉としては《断酒》以外には無いのも事実。
似た行為を表す言葉に《禁酒》があるけれど、こちらには《解禁日》があるので、《断酒》とは似て非なるもの。
そこで、今日私が閃いたのは、漢字ではなくて英語を当てること。
酒をやめて以来、断酒って漢字がどうも好きになれない。響きは「だんしゅ」でいいんだけど、自分は、「DONE酒」かな。done(ダン)て、doの過去分詞形で、「済んだ、完了した、終わった、用がない」ってな意味なんだよね。私は、もう酒は済んだし、完了したし、終わったし、用がないんで、DONE酒だよ!
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2018年6月3日
卒酒、嫌酒、不飲酒、忘酒、廃酒、と、断酒から進んだ境地を漢字で表わしてみたけれど、どれもしっくり来なかった。
どうかな、これ、doの過去分詞、done。
do→did→done(ドゥ・ディッド・ダン)
この動詞の変化は、中学生の時に、習う。
これの意味が、断酒には、ピッタリで最高なのだ。
「済んだ、完了した、終わった、用がない」
今の私には、酒はもう、済んで、完了して、終わって、用がない!
いつまでも、アル中は断酒しかないと言う枠に囚われていないで、もっとモダンに、もっと未来志向で、もっと時代を先取りして、
断酒(ダンシュ)からDONE酒(ダンシュ)へ!
飲みたい酒を断っている状態が《断酒》ならば、《DONE酒》は、酒に溺れた過去を認めつつも、もう、とっくに酒なんぞは、済み、完了し、終わり、用がない状態だ。
常日頃感じているが、「断酒」って言葉がもう古過ぎる。
これからは「DONE酒」で行こう。
こんなことを勝手に考えて、断酒を楽しむのが、いいな。
何しろ、世の中、断酒って、暗くて切なくて病的で陰湿なイメージが付きまとっている。
アル中が更生するための唯一の手段が、断酒。
飲まないアル中は、ある時期断酒しているかもしれないけれど、その先があるってことを、DONE酒で示してやりたい。
酒を何年も断つだけの断酒ではなくて、
「酒なんぞはもう過去完了しちゃってるよ、未練も何もないよ、断酒からDONE酒に状態が遷移したよ!」
ってね。
時代は、断酒からDONE酒へ!
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