今日は、久しぶりの言葉遊び。
欣喜と禁忌と錦旗。
読みは同じ「きんき」でも、意味は全く違う。
欣喜⇒非常に喜ぶこと。
禁忌⇒
①忌 (い) み嫌って、慣習的に禁止したり避けたりすること。また、そのもの。タブー。
②人体に悪影響を及ぼす危険がある薬剤の配合や治療法を避けて行わないようにすること。
錦旗⇒
①官軍の旗印
②自分の行為・主張などを権威づけるために掲げる名分
欣喜は、後ろに雀躍を付けて、四字熟語「欣喜雀躍」(こ踊りして喜ぶ)で使われることが多い。
酒は自分には禁忌。でも、断つ前は、欣喜して飲んでいたわけで、同じ「きんき」でも、真反対の立場を表している。
日本語は面白いな~
もう一つ「きんき」があって、それは、錦旗。良く、錦の御旗と言われるけれど、これは、 幕末の頃の天皇の軍と言うわけではなく、自分の行為・主張などを権威づけるために掲げる名分としての意味。
なので、私は、人生に於いて、断酒を錦旗に掲げている。
私の酒に対するスタンスを漢字二文字で表すなら、「禁忌」が正にピタリと当てはまる。
酒を忌み嫌って、慣習的に禁止したり避けたりして来た。
酒は人体に悪影響を及ぼす危険がある薬剤(アルコール)が配合されているので、避けて飲まないようにしている。
酒に欣喜していた自分が、5年前のある日を境に、酒を禁忌するようになった。そして、断酒を人生の錦旗としている。
まあしかし、最近はもう、酒を禁忌することがなくなった。酒を禁忌していたのは、断酒初年度が一番激しく、段々とその思いが薄れて、今では、忌み嫌ってもいないし、好きでもない。
これから酒をやめようとしている人や、最近やめたばかりの人には、私が取り組んで成功した、酒を大嫌いになる断酒のやり方をお勧めしている。
それは、酒害を徹底的に調べ、頭に叩き込みながら、酒を大嫌いになる、つまり禁忌するやり方である。
私の経験では、断酒後、一年間それを続ければ、効果があるはずだ。飲まないと決めたものを好きなままでいるより、嫌いになってしまったほうが、その後の人生を生きる上で、楽なのである。
ひとつ意外なのは、当初、そのまま、酒を大いに嫌う感情が持続すると思っていたのだが、酒から離れている期間が長くなるに連れ、嫌いでも好きでもなく、もはや酒など、自分にとってはどうでも良い存在になっている。
今、私の生活に関わりのある酒は、調味料として使っている日本酒だけである。紙パックの一升酒(1.8L)を買うと、半年くらいは持つ。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)